はじめての生成AI
ChatGPTが重い・遅いときの対処法(Safari/Chrome別)
送信ボタンを押してから、最初の一文字が出るまでに 20 秒待たされる。文字も 1 つずつゆっくり出てくる。昨日までは数秒で返ってきていたのに、今日はスクロールすらもたつく。
急いでいるときほど、この遅さは効きます。ここでは、読者の側で実際に効く手だけを挙げます。
長くなったチャットから離れる
まず疑うのは、いま開いているチャットの長さです。
ChatGPT は回答を作るたびに、そのスレッドの過去のやり取りを最初から読み直しています。会話が伸びるほど毎回読む量が増えるので、続ければ続けるほど重くなります。20 往復もしたスレッドで作業を続けているなら、遅くて当たり前です。長いファイルを何度も貼り付けている場合はなおさらで、その分量が毎回積み上がっていきます。
画面左上の「New Chat」で新しいスレッドを開き、必要な前提だけを貼り直してください。体感速度が一番変わるのはこの操作です。話題が変わったらチャットを分ける、と決めておくと予防にもなります。
自分の環境かどうかを 30 秒で分ける
新しいチャットでも重いなら、次はシークレットモード(プライベートウィンドウ)で開き直します。シークレットモードはキャッシュも拡張機能も読み込まないので、自分の環境が原因かどうかを一度で判定できます。
ここでサクサク動くなら、原因は拡張機能かキャッシュです。翻訳ツールや ChatGPT 向けの補助プラグインは、画面の要素をいちいち書き換えるため動作を目に見えて重くすることがあります。一度すべてオフにして、改善するかを確かめてください。改善したら、1 つずつ戻して犯人を絞り込みます。
スマホのアプリだけが重い場合は、アプリを完全に終了して再起動し、ストアで最新版になっているかを見ます。VPN を使っているなら、通信経路が伸びているぶん遅くなるので一度オフにしてください。
別のブラウザや別の端末で開いて再現するかどうかも、良い切り分けになります。片方だけ重いなら自分の環境、どこでも重いなら回線か向こう側。この 2 択に絞るだけで、次に何をすればよいかが決まります。
待つしかない遅さもある
どのブラウザでも、どの回線でも同じように重いなら、こちら側の問題ではありません。status.openai.com を開くと稼働状況が公開されています。Degraded performance(性能低下)と出ていれば、できるのは待つことだけです。世界中からアクセスが集中する時間帯は、単純に処理が追いつかないこともあります。
こういうときに送信ボタンを連打するのは逆効果です。処理が増えるぶん、かえって返りが遅くなります。
もう 1 つ、遅さが仕様であることもあります。じっくり考えてから答える推論モードは、順を追って考えてから書き始めるので、通常の応答より生成に時間がかかります。要約や言い換えのような軽い作業にまで使っていると、待ち時間だけが伸びます。深く考えてほしいときだけ使い、それ以外は通常の応答に戻すと快適です。
依頼の出し方でも変わります。「要約して、要点を 3 つ出して、英訳もして、最後に感想も」と一度に頼むと、返ってくるまでの時間がまるごと積み上がります。1 つずつ順に頼めば、最初の結果が手元に届くまでが短くなり、途中で方針を変えることもできます。
復習ミニクイズ
ChatGPTに複雑な依頼(要約、翻訳、感想の作成など)をした際、動作が非常に重くなってしまいました。この場合の「プロンプト(指示文)の工夫」として、最も効果的な対処法はどれですか?