3秒でわかる
フローチャートで計算や代入といった一手順を表す長方形の記号。処理を四角、分岐をひし形と描き分けることで、書く前に手順の抜けを見つけられる。
もう少し詳しく
どういうものか
フローチャートの中で、計算や代入といった「ただ実行するだけの一手順」を表す長方形の記号です。入ってくる線が 1 本、出ていく線も 1 本で、通れば必ず次へ進みます。合計を足し込む、変数に値を入れる、文字列を組み立てる、といった操作がここに入ります。
プログラムの側から見れば、条件でも繰り返しでもない普通の 1 文が処理にあたります。フローチャートは記号の形で役割を区別する図なので、分岐はひし形、開始と終了は角丸、入出力は平行四辺形と、形が違えば意味も違います。
なぜ必要か
コードを書く前に手順の抜けを見つけるためです。頭の中では動いているつもりでも、四角を並べて線でつないでみると「合計を 0 に初期化していない」「戻り先が無い矢印がある」といった穴が目に見えます。
もう一つは、コードを読めない相手と手順を共有できることです。仕様の確認や障害時の流れの説明では、言語を知らない人とも同じ図を見て話せます。基本情報技術者試験や ITパスポートでも、擬似言語やフローチャートを読み取る問題として毎回出題される範囲です。
具体例
3 つの点数の平均を出す手順を、処理の四角だけに分解すると次のようになります。
[開始]
↓
[ 合計 ← 0 ] 処理
↓
[ 合計 ← 合計 + 点数1 ] 処理
↓
[ 合計 ← 合計 + 点数2 ] 処理
↓
[ 合計 ← 合計 + 点数3 ] 処理
↓
[ 平均 ← 合計 / 3 ] 処理
↓
< 平均 >= 60 ? > <a href="/glossary/decision" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">判断</a> (ひし形)
↓ はい ↓ いいえ
[合格を表示] [不合格を表示]
↓
[終了]同じ手順をそのままコードに落とすと、四角がそれぞれ 1 行に対応します。
total = 0
for score in [80, 55, 72]:
total = total + score
average = total / 3
if average >= 60:
print("合格")
else:
print("不合格")つまずきやすいところ
覚え方
四角は「言われたことをやるだけ」、ひし形は「訊いて道を分ける」。出口の本数が 1 本か 2 本かで見分けられます。