はじめての生成AI
ChatGPTが「使えない」「エラー」の時の対処法
長い文章を貼り付けて送信した瞬間、Something went wrong という灰色のメッセージが出て入力欄が動かなくなる。急ぎでメールの下書きを作りたいのに画面は固まったまま、さっき書いたプロンプトも消えている。ChatGPT を使っていれば、誰でも一度は出くわす場面です。
こういうとき、原因を細かく突き止めている時間はありません。知りたいのは「次に何を押すか」の一点です。実際、ChatGPT のエラーはあなたの PC が壊れたせいで起きることはほとんどなく、ブラウザか通信か OpenAI 側かのどこかで一時的に起きているだけです。
まず押すのは 2 つだけ
1 つ目は強制リロードです。Windows なら Ctrl+Shift+R、Mac なら Command+Shift+R を押します。普通の更新だとブラウザが古いデータを再利用してしまうことがあるので、最初から強制リロードで構いません。エラーの多くは通信の一時的な瞬断なので、これだけで戻ります。
2 つ目はシークレットモード(プライベートウィンドウ)で開き直すことです。ここで普通に動いたなら、原因は自分のブラウザ側にあると確定します。犯人はたいてい拡張機能で、なかでもページ全体を自動翻訳するタイプが ChatGPT の入力欄や送信ボタンとぶつかります。翻訳をオフにするか、ChatGPT を翻訳の対象外に設定してください。
この 2 つで直らなかったときだけ、ログアウトして再ログインを試します。順番を守るのは、一気にあれこれ変えると何が効いたのか分からなくなるからです。
エラー文は「どこが原因か」を教えてくれる
画面に出ている英語は、あなたを責めているのではなく発生源を示すヒントです。
| エラー文 | 原因のありか | 打ち手 |
|---|---|---|
| Something went wrong | 一時的な不具合 | 強制リロード |
| Network Error | 通信、または入力が長すぎる | 質問を分割して送り直す |
| Too many requests in 1 hour | 利用回数の上限 | 時間を空けて再訪する |
Network Error が出たときは回線を疑う前に、直前に何千文字も貼り付けなかったかを思い出してください。長すぎる入力は生成に時間がかかり、通信がタイムアウトします。3 つに分けて送り直すと、あっさり通ることがよくあります。
自分の環境が原因ではないこともある
シークレットモードでも別の回線でも同じエラーが出るなら、それは OpenAI 側の障害です。status.openai.com を開いてください。稼働状況がリアルタイムで公開されていて、赤い表示やインシデントの記載があれば、こちらにできることはありません。数十分から数時間で復旧することがほとんどなので、待つのが最短です。
ステータスページを見るより早いのが、X(旧 Twitter)で「ChatGPT エラー」と検索することです。同じ時刻に大勢が同じことを言っていれば、世界的な障害だと数秒で分かります。ここで確認しておけば、キャッシュ削除やアカウント再作成のような、まったく無駄な作業に時間を使わずに済みます。
なお VPN を使っている場合は、接続元によってアクセスを制限されることがあります。エラーが頻発するなら一度オフにして試してください。社内ネットワークからつないでいて自分だけ入れないときも、回線側を疑うべき場面です。スマートフォンのテザリングに切り替えて動くなら、原因は回線だと切り分けられます。
長いプロンプトは送信前にコピーしておく習慣をつけると、エラーで消えたときの被害がゼロになります。エラーそのものは防げませんが、書き直す時間は防げます。
復習ミニクイズ
ChatGPTの画面が真っ白になったり、送信ボタンが反応しなかったりする場合、自分が入れているブラウザの拡張機能(翻訳機能など)や古いキャッシュデータが原因かどうかを、最も手軽に切り分ける方法はどれですか?