はじめての生成AI
ChatGPTの回答を「再生成」「編集」する方法
「もう少し柔らかく書いてください」「あ、あと 300 字以内でお願いします」。返ってきた回答が惜しいとき、つい下の入力欄に注文を足していきます。ところが会話が伸びるほど、AI から見た指示は矛盾を含んだ長い文章になり、だんだん噛み合わなくなります。
やり直しの道具は 2 つあります。回答だけを作り直させる再生成と、自分の指示そのものを書き換える編集です。
指示は合っているのに回答がいまいちなら、再生成
回答の下にある更新のアイコンを押すと、同じ指示のまま、もう一度書き直してくれます。生成 AI は毎回まったく同じ文章を返すわけではないので、押すだけで違う答えが出てきます。
向いているのは次のような場面です。
- 通信の都合などで回答が途中で止まってしまった
- 言い回しや構成が好みと違うだけで、指示自体は間違っていない
- キャッチコピーのように、案を並べて比べたい
指示に抜けがあったなら、編集
自分が送ったメッセージにマウスを乗せると、鉛筆のアイコンが出ます。押すと文章を書き換えて送り直せます。
出番はこちらのほうが多いはずです。条件を後から足すと、AI は最初の指示と追加の注文を両方読んで折り合いをつけようとします。最初から正しい指示 1 本に直してしまえば、そのぶん迷いがなくなり、答えのぶれも小さくなります。
避けたい例
プレーンテキスト
(1つ目)美味しいカレーの作り方を教えて (2つ目)あ、言い忘れましたが、スパイスから作る方法でお願いします
良い例
プレーンテキスト
(1つ目を編集)美味しいカレーの作り方を、スパイスから作る手順で教えて
前の回答は消えていない
編集や再生成をすると、それまでの回答が失われたように見えますが、残っています。回答や自分のメッセージの脇に「2 / 2」のような表示が出ていれば、矢印で前のバージョンに戻せます。3 回再生成したなら 3 つとも残っているので、並べて比べてから採用できます。
ただし 1 つだけ注意があります。編集したメッセージより後のやり取りは、新しい枝には引き継がれません。 10 往復した会話の 3 往復目を書き換えると、そこから先は作り直しになります。元の続きは前のバージョンに切り替えれば読めますが、大きく方向を変えるなら、新しいチャットを立てたほうが分かりやすいこともあります。
実際にはこの順番で試す
コードを書いてもらって実行したらエラーが出た、という場面を考えてみます。まず再生成を押してください。書き方を変えただけで通ることがよくあります。それでも同じところで止まるなら、指示のほうに足りない情報があります。エラーメッセージを本文に貼り付けて編集し、直った状態から続けます。
覚えることは 2 つです。運を変えたいなら再生成、前提を変えたいなら編集。この使い分けだけで、やり取りの往復回数がはっきり減ります。
復習ミニクイズ
ChatGPTに「ブログ記事の構成案」を依頼しましたが、あとから「英語で書いてほしい」という条件を追加したくなりました。チャットの履歴を散らかさず、最も効率的に期待通りの回答を得るための操作はどれですか?