はじめての生成AI
ChatGPTのPC版:画面構成と基本操作ガイド
この回でやること
ChatGPTのPC(パソコン)版を初めて使う方向けに、画面の構成やボタンの役割、スムーズな基本操作を詳しく解説します。改行のコツや便利なショートカット、履歴の管理方法まで、初心者でも迷わず使いこなせるガイドです。
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- 最後にクイズ 1 問
ChatGPT の画面は、初めて開くとボタンが少なすぎて逆に戸惑います。どこに何があるのかを一度だけ整理しておけば、あとは迷いません。仕事や学習で本格的に使うなら、画面が広くてキーボードの使える PC 版が扱いやすいはずです。
画面には 3 つの場所しかない
左側のサイドバーには、これまでの会話が新しい順に並びます。クリックすればいつでも続きから再開できます。上のほうにある鉛筆のアイコンが新しい会話を始めるボタン、左下の自分のアイコンが設定やログアウトの入り口です。
中央のチャットエリアは、自分が送った文章と ChatGPT の返事が交互に積み上がっていく場所です。その上に出ている文字列は、いま使われているモデルの名前です。有料プランに入っていれば、ここで別のモデルに切り替えられます。
下の入力欄が司令塔です。ここに書いて送ると、返事が中央に流れ始めます。
書いている途中で送信されてしまう
PC 版で最初につまずくのは、ほぼ改行です。入力欄で Enter を押すと、その時点で送信されます。文章を整えている途中で送ってしまい、言いたいことの半分しか伝わらない、という事故が起きます。
改行したいときは Shift を押しながら Enter を押します。これだけで、箇条書きを含んだ長い指示も落ち着いて書けます。
良い例
プレーンテキスト
昨日の会議の議事録をまとめてください。 【会議内容】 ・新プロジェクトの納期確認 ・担当者の割り振り
伝える材料を行で分けて書くと、返ってくる内容も同じように整理されます。一息で書いた長い一文よりも、読み取り違いが減ります。
出てきた回答を手元に持ち帰る
回答の下には小さなアイコンが並んでいます。いちばん使うのはコピーで、回答の全文をそのまま資料やメールに貼り付けられます。スピーカーのアイコンを押すと読み上げてくれるので、長い回答を聞きながら別の作業を進めることもできます。親指のアイコンは回答の良し悪しを伝えるためのもので、押しても回答は変わりません。
画面が狭いと感じたら、サイドバーは畳めます。左上のアイコンを押すと会話だけが残るので、資料と ChatGPT を左右に並べて作業できます。
まずは今日あったことを 2 行で書いて送ってみてください。Enter と Shift + Enter の違いは、1 回試せば体が覚えます。
スマホアプリでは、声とカメラが使える
PC で使えるようになったら、次はスマートフォンです。同じアカウントでログインすれば会話はそのまま同期されるので、画面の見方を覚え直す必要はありません。それでもアプリを入れる価値があるのは、声で話しかけられることと、その場でカメラを向けられることの 2 つがあるからです。
似た名前のアプリの中から、本物を選ぶ
App Store でも Google Play でも、「ChatGPT」と検索すると似た名前のアプリがずらりと並びます。無関係な会社が作った有料アプリを入れてしまう事故は実際に起きています。見分け方は 1 つで、開発元が OpenAI になっているかどうかです。アプリ名やアイコンの見た目は真似できますが、開発元の表記は変えられません。
良い例
プレーンテキスト
開発元: OpenAI アプリ名: ChatGPT
避けたい例
プレーンテキスト
開発元: AI Chat Team / Smart Bot Inc. アプリ名: Chat GPT Free / AI Chatbot Pro
インストールしたら、PC で使っているのと同じメールアドレス、または Google や Apple のアカウントでログインします。家で調べた内容の続きを、そのまま電車の中で開けます。
手が塞がっているときは、打たずに話す
入力欄の右にあるヘッドホンのアイコンを押すと、音声モードに切り替わります。話しかけると声で返ってくるので、歩きながら思いついたことを整理してもらったり、料理の途中で「冷蔵庫に卵と玉ねぎがあるけれど、あと一品なにが作れますか」と聞いたりできます。英会話の練習相手を頼めば、こちらの発音を聞き取ったうえで返事をしてくれます。
言葉にしづらいものは、写真で渡す
入力欄の左にあるカメラのアイコンから、その場で撮った写真やアルバムの画像を渡せます。文字で説明すると長くなるものほど、写真のほうが速く済みます。
- パソコンに出た英語のエラー画面を撮って、原因と対処を日本語で説明してもらう
- 海外のレストランのメニューを撮って、日本語に直してもらう
- 参考書の数式のページを撮って、解き方を順番に説明してもらう
画像を渡すときは、必ず「何をしてほしいか」を一緒に書いてください。写真だけ送ると、AI は説明すればよいのか翻訳すればよいのかを決められず、当たり障りのない感想が返ってきます。
長い指示はスマホで書かない
前提を並べた長い指示や、資料を見ながらの細かい修正は、画面の狭いスマホでは書きづらく、途中で送ってしまう事故も増えます。腰を据えて作るものはパソコン、その場で浮かんだ疑問や目の前のものを見せたいときはスマホ、と使い分けてください。会話は同期されているので、外で始めた相談の続きを家のパソコンで開いて仕上げることもできます。