はじめての生成AI
ChatGPTの回答が長すぎるときの短くするプロンプト
長い回答が返ってきてしまった、その後で
聞くときに「3 行で」と数字を添えれば長文は防げる、という話をしました。とはいえ現実には、指定を忘れたまま送信してしまい、画面いっぱいの回答が返ってきてから困ることの方が多いはずです。
このとき、最初から質問をやり直す必要はありません。AI は直前のやり取りを覚えているので、返ってきたものに注文を付ければ済みます。
良い例
プレーンテキスト
長いので、要点だけ3つにまとめて
これだけで、いま画面に出ている回答を材料にした短い版が出てきます。ゼロから作り直させるのではなく、目の前のものを削らせているわけです。「中学生でも分かるように 140 文字で要約して」「結論だけ教えて」も同じ働きをします。うまく削れなかったら、もう一度「もっと短く」と送れば、さらに縮みます。
要約させても元の長い回答は消えません。上にスクロールすれば残っているので、削りすぎたと感じたら見に戻れます。捨てる心配をせずに、思い切り短くさせて構いません。
邪魔なものを名指しで消す
分量を削っても、まだ読みにくいことがあります。多くの場合、犯人は中身ではなく前置きです。「承知いたしました」「〜について解説します」「ご参考になれば幸いです」。これらは情報を持っていないのに行数を使い、本題の開始を後ろへずらします。
そこで、書いてほしくないものを名指しします。
良い例
プレーンテキスト
導入の挨拶と結びの言葉は不要です。手順だけを箇条書きで書いてください
「何を書くか」ではなく「何を書かないか」を伝えるこの指定を、ネガティブプロンプトと呼びます。分量を削る指定と違って、こちらは中身を減らしません。要点は全部残したまま、包装だけを外せます。「専門用語の解説は省いて」「背景の説明は抜きにして」も同じ形です。同じ相手と長く付き合うほど、決まって出てくる余計な部分が見えてくるので、この一言の効き目も上がっていきます。
削る順番を決めておく
長い回答を前にしたとき、どこから手を付けるかは、何が冗長なのかで決まります。
- 全体が長い ときは分量を数字で指定し直す
- 話があちこちに散る ときは箇条書きか表の形を指定する
- 前置きばかり長い ときは挨拶や決まり文句を名指しで除外する
どれも 1 行で済む注文です。
毎回同じ注文を打つのが面倒になったら、その指示は設定の側に移せます。カスタム指示に「前置きは書かない」と一度書いておけば、以降のすべての会話に効きます。ただし、いつも短くしてほしいわけではないはずなので、まずは会話ごとに指定して、本当に毎回必要だと分かったものだけを設定へ移すのが安全です。
上から順に試して、足りなければ次を重ねます。3 つ全部を最初から書く必要はありません。長い回答が返ってきたこと自体は失敗ではなく、材料が多めに手に入った状態です。そこから自分の要る分だけを取り出せば済みます。
「もっと短くして」と何度も頼むのは、わがままではなく普通の使い方です。1 通目で当てにいく必要はありません。何度でも削らせて構いませんし、AI の側が疲れることもありません。
復習ミニクイズ
AIから「結論だけを手短に教えてもらいたい」ときに、最も効果的で具体的なプロンプト(指示)の出し方はどれでしょうか?