DNS は何をしていますか

ドメイン名を IP アドレスに変える仕組みとして、問い合わせの順とキャッシュの期限 (TTL) で答える問い。サーバーを移したときの話につなげると強い答えになります。

こう聞かれます

  • 「DNS とは何か、説明してください」
  • 「名前解決の流れを教えてください」
  • 「サーバーを移してドメインの向き先を変えたのに、古いサーバーにつながる人がいます。なぜですか」(困った場面から聞く形)

面接官が見ている点

  • 「名前を IP アドレスに変える」の 1 文で終わらず、誰がどこに聞くかを順に話せるか
  • 答えがあちこちで覚えられていること (キャッシュ) と、その期限を知っているか
  • 自分でドメインを設定した経験と結べるか

短い答え

  • DNS は、example.com のようなドメイン名を、通信に使う IP アドレスに変える仕組みです。電話帳にたとえられます。
  • 手元に覚えが無ければ、DNS のサーバーが根っこ (ルート)、.com の係、そのドメインの持ち主の係、と順にたどって答えを見つけます。
  • 答えは TTL という期限のあいだ途中で覚えられるので、向き先を変えても行き渡るまで時間がかかります。

少し詳しい答え

誰がどこに聞くか

  1. ブラウザと OS は、前に聞いた答えを覚えていれば、それを使います
  2. 無ければ、プロバイダーや社内などの DNS のサーバー (リゾルバー) に頼みます
  3. リゾルバーも知らなければ、ルートのサーバーに聞き、「.com はあちら」と教わります
  4. .com の係に聞き、「example.com はあちら」と教わります
  5. example.com を受け持つサーバー (権威サーバー) が、IP アドレスを答えます

リゾルバーは、たどって得た答えを覚えておき、次に同じ名前を聞かれたらすぐ返します。毎回ルートからたどることはありません。

TTL と向き先の変更

答えには TTL (覚えてよい秒数) が付きます。TTL が 1 日なら、向き先を変えても、前の答えを覚えたリゾルバーは最大 1 日、古い IP アドレスを返し続けます。サーバーを移す前に TTL を短くしておき、移したあとで戻す、という手順はこのためです。

記録の種類

IP アドレス (IPv4) を返すのは A レコード、IPv6 は AAAA レコード、別の名前へ向けるのは CNAME、メールの届け先は MX です。

作った物と結ぶなら、たとえば「独自ドメインで公開したとき、DNS に A レコードを足したが、すぐには開けず、TTL のぶん待つ必要があると知った」のように話します。

よくある間違い

  • 「ブラウザが毎回ルートのサーバーに聞く」と言う 手元とリゾルバーのキャッシュがあり、たいていはそこで答えが返ります
  • 「DNS を変えればすぐ切り替わる」と思う前の答えが TTL のあいだ残ります。変える前に TTL を短くしておきます
  • DNS がページの中身を返すと言う DNS が返すのは IP アドレスなどの住所の情報だけです。中身はそのあと HTTP で取りに行きます

深掘りの問い

  • 「DNS の問い合わせには TCP と UDP のどちらを使いますか」 ふだんは小さなやり取りなので UDP を使い、答えが大きいときなどは TCP も使う、と答えます
  • 「A レコードと CNAME の違いは何ですか」 A は IP アドレスを直接返し、CNAME は別の名前へ向けて、その名前をもう一度引かせる、と答えます
  • 「TTL を短くし続けない理由は何ですか」 キャッシュが効かず問い合わせが増え、名前を引くぶん表示も遅くなりうる、と答えます

確認日 2026年10月23日

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