AWS Certified Generative AI Developer - Professional

Amazon Bedrock などで本番で動く生成AIのアプリを作る力を問う上級の認定。1⁠8⁠0分、7⁠5問、3⁠0⁠0 USD、合格点は 7⁠5⁠0。2⁠0⁠2⁠6年3月に正式な版の受付が始まった新しい試験。

書き手 ゆめさく ・ 更新日 (試験の事実を主催の頁で確かめた日)

AWS 生成AIデベロッパー プロフェッショナルとは

主催はAmazon Web Servicesです。主催の頁では、この試験の対象を次のように書いています。

Bedrock などの AWS サービスを使用した、本番環境に対応する AI ソリューションの構築とデプロイに関する高度な技術的専門知識を示します

出典 AWS Certified Generative AI Developer - Professional(2026年10月29日に確認)

難易度と合格率

ゆめさくの目安です。主催が決めた等級ではありません。

主催は合格率を出していません。ほかのサイトに載っている合格率は主催の数ではないので、ここには載せていません。

試験の形と申込と費用

主催
Amazon Web Services

出典 主催の頁(2026年10月29日に確認)

形式と実施の時期
ピアソンVUE のテストセンター、またはオンライン監督付き試験。日本語で受けられる

出典 AWS Certified Generative AI Developer - Professional(2026年10月29日に確認)

試験時間と出題数
1⁠8⁠0分、7⁠5問 (択一選択問題または複数選択問題)採点されるのは 6⁠5問。残りの 1⁠0問は採点対象外で、どれかは知らされない (試験ガイド)

出典 AWS Certified Generative AI Developer - Professional(2026年10月29日に確認)

受験料
3⁠0⁠0 USD (日本円で 4⁠0,0⁠0⁠0円)税がかかる場合がある。円の額は為替に合わせて少なくとも毎年 5月に見直される

出典 AWS 試験の料金 (受験前の情報)(2026年10月29日に確認)

試験の日程と申込みの受付は変わることがあります。受ける前に主催の頁で最新の案内を確かめてください。

出題範囲

5つの分野から出ます。採点される問いに占める割合は、基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス 3⁠1%、実装と統合 2⁠6%、AI の安全性、セキュリティ、ガバナンス 2⁠0%、生成AIアプリの運用効率と最適化 1⁠2%、テスト、検証、トラブルシューティング 1⁠1%。モデルを一から学習させることや特徴量エンジニアリングは範囲の外です

出典 AWS 試験ガイド (AIP-C01)(2026年10月29日に確認)

手を動かして確かめる

試験ガイドの 5つの分野から 1つずつ、Amazon Bedrock の機能の名前が出てくる項目を選び、手を動かして確かめる形にしました。項目と機能は試験ガイドと AWS の文書から写し、確かめ方はゆめさくの勧めです。上から順に、1つの小さな RAG のアプリを作って育てる順に並べています。

  1. 分野1 基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス (3⁠1%)

    試験ガイドの項目
    スキル 1.5.1 文書の分け方 (チャンク) を工夫して、検索の性能を上げる
    使う Bedrock の機能
    Amazon Bedrock ナレッジベースのチャンキング (固定サイズ、階層、セマンティック)
    手を動かして確かめる
    同じ数本の文書を S3 に置き、チャンクの方式と大きさだけを替えたナレッジベースを 2つ作る。同じ問いを 5つ投げ、引いてきた文書の断片と答えを並べて比べる。
  2. 分野2 実装と統合 (2⁠6%)

    試験ガイドの項目
    スキル 2.4.2 基盤モデルの答えを少しずつ返して、すぐに手応えを出す
    使う Bedrock の機能
    Amazon Bedrock の ConverseStream (答えをストリームで返す API)
    手を動かして確かめる
    同じプロンプトを Converse と ConverseStream の両方で送り、最初の字が出るまでの時間と、全部が出るまでの時間を測って比べる。
  3. 分野3 AI の安全性、セキュリティ、ガバナンス (2⁠0%)

    試験ガイドの項目
    スキル 3.2.2 基盤モデルとのやり取りの中で、個人を特定できる情報 (PII) を守る
    使う Bedrock の機能
    Amazon Bedrock ガードレールの機密情報フィルター (PII の種類ごとにブロックかマスク)
    手を動かして確かめる
    メールアドレスと電話番号をマスクするガードレールを作ってアプリにつなぐ。PII を含む問いを入れ、入力と出力の両方で伏せられるか、止めたときに何が返るかを見る。
  4. 分野4 生成AIアプリの運用効率と最適化 (1⁠2%)

    試験ガイドの項目
    スキル 4.3.2 トークンの使用量や応答を見張る監視を作る
    使う Bedrock の機能
    Amazon Bedrock のモデル呼び出しのログ (CloudWatch Logs に入力と出力のトークン数が残る)
    手を動かして確かめる
    呼び出しのログを CloudWatch Logs に出す設定にし、上の 3行で作ったアプリを何度か使う。CloudWatch Logs Insights で、呼び出しごとの入力と出力のトークン数を集計する。
  5. 分野5 テスト、検証、トラブルシューティング (1⁠1%)

    試験ガイドの項目
    スキル 5.1.2 モデルを評価して、いちばん合う構成を選ぶ
    使う Bedrock の機能
    Amazon Bedrock のモデル評価ジョブ (別の LLM に採点させる方式を含む)
    手を動かして確かめる
    自分のアプリの問いと模範の答えを 2⁠0組ほど用意し、2つのモデルで評価ジョブを回す。評価ジョブの点に、自分で測った速さと、上の行のログのトークン数をあわせて、どちらを使うかを決める。

項目と機能の出どころは、頁の下の出典の試験ガイド (分野1から5) と Amazon Bedrock の文書です。AWS の利用には料金がかかります。試したあとはナレッジベースや評価ジョブを消してください。

勉強時間と勉強法

主催は勉強時間の目安を出していません。今の知識と使える時間で大きく変わるので、ここでは時間数を書きません。

5つの分野は、1つの小さなアプリを作って育てる順に並べ直すと覚えやすくなります。ゆめさくの勧める順は次の通りです。1つ目、Amazon Bedrock で基盤モデルを選んで呼ぶ (基盤モデルの統合、3⁠1%)。2つ目、社内の文書を RAG で引いて答えさせ、ほかの仕組みにつなぐ (実装と統合、2⁠6%)。3つ目、入力と出力の検査、権限、記録を足す (安全性、セキュリティ、ガバナンス、2⁠0%)。4つ目、費用と速さを見張って詰める (運用効率と最適化、1⁠2%)。5つ目、答えを評価し、外れたときの原因を追う (テスト、検証、トラブルシューティング、1⁠1%)。

読むだけでは届きにくい試験です。RAG の仕組みとプロンプトの書き方は、ゆめさくの「RAG入門」と「プロンプト入門」のコースで先に押さえられます (どちらも AIP の対策コースではなく、AWS のサービスは扱いません)。そのうえで上の 5 つを AWS の上で 1 つずつ作ると、問いの場面が手で分かります。

AWS は準備の順として、試験ガイドを読む、公式の練習問題 (Official Practice Question Set) を解く、Skill Builder の講座と AWS SimuLearn で補う、最後に公式の事前テスト (Official Pretest) で仕上がりを見る、を案内しています。

よくある質問

AIP とは何の略ですか

試験の番号は AIP-⁠C0⁠1 で (試験ガイド)、AIP はこの番号の頭の部分を取った呼び方です。正式な名前は AWS Certified Generative AI Developer - Professional です。AWS の試験の一覧では Professional の段に入り、この段は 2年以上の AWS の経験を求めると書かれています。

今はベータ版ですか、正式な版ですか

正式な版 (標準版) を受けられます。AWS の公式ブログは 2⁠0⁠2⁠6年3月1⁠7日の追記で、標準版の登録が始まったこと、ベータ版を受けられるのは 2⁠0⁠2⁠6年3月3⁠1日までだったことを伝えています。標準版では Amazon Bedrock AgentCore などが範囲に加わりました。2⁠0⁠2⁠6年1⁠0月2⁠9日に見た AWS の試験の頁と試験ガイド (AIP-⁠C0⁠1) には、ベータの表示はありません。

合格点は何点ですか

結果は 1⁠0⁠0 から 1,0⁠0⁠0 の換算スコアで出て、7⁠5⁠0 以上で合格です (試験ガイド)。分野ごとの足切りは無く、試験全体の点で決まります。答えなかった問いは不正解になり、当て推量で減点はされません。

受けるのにどれだけの経験が要りますか

AWS は、AWS かオープンソースの技術で本番品質のアプリを作った経験が 2年以上、AI と ML かデータエンジニアリングの経験、生成AIの仕組みを実装した 1年の実務経験がある人を対象にしています。先に取る決まった認定はありませんが、AI Practitioner、ソリューションアーキテクト アソシエイト、機械学習エンジニア アソシエイト、データエンジニア アソシエイトを先に取ると役に立つ、と AWS は書いています。

申し込み、受け直し、有効期間はどうなっていますか

AWS の認定のよくある質問によると、aws.training にサインインし、AWS 認定アカウントの「新しい試験の予約」から試験を選び、ピアソンVUE で日時を決めます。落ちた場合は、不合格の日から 1⁠4日たてば受け直せて、回数の制限はありませんが、毎回受験料の全額がかかります。認定は 3年ごとに更新が要ります。

日本語で受けられますか

受けられます。AWS の頁の対象言語は、英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字) の 4つです。

ゆめさくのコース

この試験のためのコースはまだありません。土台を作るならコース一覧から選べます。

過去問

主催が過去の問題を公開している頁は見つかりませんでした。主催の頁の出題範囲と、主催が出している練習の問題があればそれで準備します。

次に受ける試験

資格を仕事につなげるなら、転職ロードマップで目指す仕事と順番を確かめられます。ほかの試験はIT資格取得の一覧から選べます。

出典

資格の先に、仕事につなげる

試験の知識を仕事につなげる一歩を、ここにまとめています。