問64 回収期間で見る PBP 法

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問64。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64

投資の意思決定手法の一つである PBP 法に関する記述として,適切なものはどれか。

  1. アキャッシュフローの時間的価値が考慮されている。
  2. イ投資回収後のキャッシュフローも考慮されている。
  3. ウ投資金額の回収期間の長さによって投資を評価する手法である。
  4. エほかの意思決定手法である NPV 法や IRR 法と同様に割引率を用いる手法である。
答えと解説を開く

正解はウです。

PBP 法は、投資で得られるお金 (キャッシュフロー) を毎年足していき、投資した額に届くまでの年数 (回収期間) を求めて、短いほど良い投資と判断する方法です。たとえば 1,0⁠0⁠0 万円を投資して毎年 2⁠5⁠0 万円戻るなら、回収期間は 4 年です。計算が簡単で分かりやすいのが長所です。この説明に合うのはウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア基本の PBP 法は、今の 1⁠0⁠0 万円と 5 年後の 1⁠0⁠0 万円を同じ価値として足し合わせます。お金の時間的な価値は考えません。
  • イPBP 法は、回収できた時点で計算を終えるので、そのあとに得られるお金は評価に入りません。これが弱点の 1 つです。
  • エNPV 法や IRR 法は、将来のお金を今の価値に直すために割引率を使いますが、基本の PBP 法は割引率を使いません。

仕組み

NPV (正味現在価値) 法は、将来のお金を割引率で今の価値に直して合計し、投資額を引いた値で評価します。IRR (内部収益率) 法は、NPV がちょうど 0 になる割引率を求めて評価します。

PBP 法の弱点を補うため、将来のお金を割り引いてから回収期間を出す、割引回収期間法という方法もあります。

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