問65 重み付きの目標達成度

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問65。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65(表は原本の画像を文字に書き起こした。表の下の 4 段階評価点の対応は、表の見出しの文に書き直した)

定性的な評価項目を定量化するために評価点を与える方法がある。表に示す 4 段階評価を用いた場合,重み及び 4 段階評価の結果から評価されたシステム全体の目標達成度は,評価項目が全て目標どおりだった場合の評価点に対し,何%となるか。

4 段階評価点 3 は目標どおり、2 はほぼ目標どおり、1 は部分改善、0 は変わらず
システムの評価項目重み4 段階評価の結果
省力化効果5目標どおり
期間の短縮8変わらず
情報の統合化1⁠2部分改善
  1. ア2⁠7
  2. イ3⁠6
  3. ウ4⁠3
  4. エ5⁠2
答えと解説を開く

正解はイです。

各項目の重みに、4 段階評価の点を掛けて足します。省力化効果は目標どおりで 3 点なので 5 × 3 = 1⁠5、期間の短縮は変わらずで 0 点なので 8 × 0 = 0、情報の統合化は部分改善で 1 点なので 1⁠2 × 1 = 1⁠2 です。合計は 2⁠7 点です。全部が目標どおりだった場合は、重みの合計 2⁠5 に 3 点を掛けた 7⁠5 点です。目標達成度は 2⁠7 ÷ 7⁠5 = 0.3⁠6、つまり 3⁠6% で、イが正解です。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア2⁠7 は評価点の合計そのものです。全部が目標どおりの 7⁠5 点に対する割合に直す必要があります。
  • ウ4⁠3% は、評価点がおよそ 3⁠2 点のときの割合です。重みと点を正しく掛けて足すと 2⁠7 点なので、3⁠6% になります。
  • エ部分改善を 2 点として数えた値です。5 × 3 + 8 × 0 + 1⁠2 × 2 = 3⁠9 点で 5⁠2% になりますが、部分改善は 1 点です。

仕組み

重み付けの評価は、比べにくい質の違いを、点数に置き換えて比べられるようにする方法です。重みの付け方しだいで結果が変わるので、重みは評価の前に関係者で合意しておきます。

システムを入れたあとの効果を測るときにも、入れる前の案を比べるときにも使えます。