応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問8。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問8

プロセッサの高速化技法の一つとして,同時に実行可能な複数の動作を,コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし,高速化を図る方式はどれか。

  1. アCISC
  2. イMIMD
  3. ウRISC
  4. エVLIW
答えと解説を開く

正解はエです。

VLIW (Very Long Instruction Word) は、同時に実行しても差し支えない複数の動作を、コンパイルのときにコンパイラが見つけ、1 つの長い命令語に詰め込んでおく方式です。プロセッサは、その長い命令の中の動作を、複数の演算装置で同時に実行します。どれを同時に動かすかを実行中に判断する回路が要らないので、回路を簡単にしたまま速くできます。問題文の説明に合うのはエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アCISC は、1 つの命令で複雑な処理ができるよう、多くの種類の命令を持つ設計の考え方です。複数の動作をコンパイル時にまとめる方式ではありません。
  • イMIMD は、複数のプロセッサがそれぞれ別の命令で別のデータを処理する、並列計算機の分類です。1 つの複合命令にまとめる話ではありません。
  • ウRISC は、命令の種類を絞って単純にし、1 命令を短い時間で実行してパイプラインで速くする設計の考え方です。

仕組み

プロセッサを速くする方法には、1 つずつの命令を速くする方法と、命令を同時に進める方法があります。VLIW は後者で、同時に進める組合せを前もってコンパイラが決めておく点が特徴です。

同じく命令を同時に進めるスーパースカラは、組合せを実行中にプロセッサ自身が判断します。判断を誰がいつするか、が 2 つの違いです。

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