問26 自己資本比率の出し方

ITパスポート 令和8年度 公開問題、全100問のうちの問26。

出典:令和8年度 ITパスポート試験 公開問題 問26(貸借対照表は原本の画像を文字に書き起こし、狭い画面で読めるよう 2 列に組み直した)

表はA社の貸借対照表である。A社の自己資本比率は何%か。

単位 百万円
区分と科目金額
資産の部 流動資産7⁠3⁠0
資産の部 固定資産2⁠7⁠0
負債の部 流動負債2⁠0⁠0
負債の部 固定負債5⁠0⁠0
純資産の部 資本金3⁠0⁠0
  1. ア3⁠0
  2. イ5⁠4
  3. ウ7⁠0
  4. エ9⁠0
答えと解説を開く

正解はアです。

自己資本比率は、会社の持っている資産全体のうち、返さなくてよいお金 (自己資本) でまかなっている割合です。式は 自己資本÷総資産×1⁠0⁠0 です。総資産は流動資産 7⁠3⁠0 と固定資産 2⁠7⁠0 を足して 1,0⁠0⁠0 百万円です。自己資本は純資産の部の資本金で 3⁠0⁠0 百万円です。3⁠0⁠0÷1,0⁠0⁠0×1⁠0⁠0=3⁠0 なので、正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ5⁠4% は、固定資産 2⁠7⁠0 を固定負債 5⁠0⁠0 で割った値です。自己資本比率は、資本金 3⁠0⁠0 を総資産 1,0⁠0⁠0 で割って求めます。
  • ウ7⁠0% は、負債の合計 7⁠0⁠0 (流動負債 2⁠0⁠0+固定負債 5⁠0⁠0) を総資産 1,0⁠0⁠0 で割った値です。これは負債の割合で、自己資本比率ではありません。
  • エ9⁠0% は、固定資産 2⁠7⁠0 を自己資本 3⁠0⁠0 で割った値で、固定比率と呼ばれる別の指標です。自己資本比率ではありません。

仕組み

貸借対照表は、左に「持っている物 (資産)」、右に「そのお金をどこから持ってきたか (負債と純資産)」を書きます。左と右の合計は必ず同じになります。この表でも、左が 7⁠3⁠0+2⁠7⁠0=1,0⁠0⁠0、右が 2⁠0⁠0+5⁠0⁠0+3⁠0⁠0=1,0⁠0⁠0 です。

負債は将来返すお金、純資産は返さなくてよいお金です。この表の純資産は資本金だけなので、自己資本は 3⁠0⁠0 です。自己資本比率が高いほど、借金に頼らず安定した会社と見られます。