問26 売掛金の残高

ITパスポート 令和7年度 公開問題、全100問のうちの問26。

出典:令和7年度 ITパスポート試験 公開問題 問26(表は原本の画像を文字に書き起こし、狭い画面で読めるよう 2 列に組み直した。備考の欄は内訳の後ろに括弧で添えた)

4月1日から5月3⁠1日までに,取引①から取引⑤があった。各取引の受注,売上計上,現金回収の状況が表のとおりであるとき,この取引先に対する5月3⁠1日時点の売掛金は何万円か。ここで,4月1日時点で売掛金残高はないものとする。

金額の単位 万円
取引と日付取引内訳と金額
取引① 4月2日受注 8⁠0⁠0
取引① 4月1⁠0日売上計上 8⁠0⁠0
取引① 4月3⁠0日現金回収 8⁠0⁠0
取引② 4月5日受注 5⁠0⁠0
取引② 4月1⁠5日売上計上 5⁠0⁠0
取引② 4月3⁠0日現金回収 5⁠0⁠0
取引③ 5月1日受注 1,3⁠0⁠0
取引③ 5月1⁠0日売上計上 1,3⁠0⁠0(備考 6月3⁠0日回収予定)
取引④ 5月6日受注 1,0⁠0⁠0
取引④ 5月1⁠5日売上計上 1,0⁠0⁠0(備考 回収予定日未定)
取引⑤ 5月2⁠0日受注 4⁠0⁠0
  1. ア1,0⁠0⁠0
  2. イ1,4⁠0⁠0
  3. ウ2,3⁠0⁠0
  4. エ2,7⁠0⁠0
答えと解説を開く

正解はウです。

売掛金は、商品やサービスを先に渡して売上に計上し、代金をあとで受け取る約束になっているお金です。売上に計上した時点で増え、現金を回収した時点で減ります。受注しただけでは、まだ売上ではないので売掛金になりません。取引ごとに見ていきます。取引①の 8⁠0⁠0万円と取引②の 5⁠0⁠0万円は、4月3⁠0日に回収済みなので残りは 0 です。取引③の 1,3⁠0⁠0万円は5月1⁠0日に売上計上し、回収は6月3⁠0日の予定なので残っています。取引④の 1,0⁠0⁠0万円も5月1⁠5日に売上計上し、まだ回収していないので残っています。取引⑤の 4⁠0⁠0万円は受注しただけで、売上計上していないので数えません。合計は 1,3⁠0⁠0+1,0⁠0⁠0=2,3⁠0⁠0万円です。だから正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア1,0⁠0⁠0万円は取引④だけの金額です。取引③も6月3⁠0日まで回収されないので、売掛金に含めます。
  • イ1,4⁠0⁠0万円は取引④と取引⑤を足した金額です。取引⑤は受注しただけで売上計上していないので含めず、代わりに取引③を含めます。
  • エ2,7⁠0⁠0万円は取引③、④、⑤を足した金額です。取引⑤はまだ売上計上していないので、売掛金になりません。

仕組み

取引の流れは、受注、売上計上、現金回収の順に進みます。売掛金になるのは、売上計上から現金回収までの間だけです。

受注は約束をもらっただけの段階です。会計の帳簿に売上として載るのは、商品を渡すなどして売上を計上したときです。