応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問72。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72

PLM (Product Lifecycle Management) の目的はどれか。

  1. アNC 工作機械,自動搬送装置,倉庫などを有機的に結合し,コンピュータで集中管理することで多品種少量生産に対応できる生産の自動化を実現する。
  2. イ製品開発,製造,販売,保守,リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて,製品に関連する情報を一元管理し,商品力向上やコスト低減を図る。
  3. ウ製品の生産計画に基づいてその生産に必要な資材の所要量を展開し,これを基準にして資材の需要とその発注時期を算出する。
  4. エ部品の供給から製品の販売までの一連のプロセスの情報をリアルタイムで交換することによって,在庫の削減とリードタイムの短縮を実現する。
答えと解説を開く

正解はイです。

PLM (製品ライフサイクル管理) は、製品が生まれてから役目を終えるまでの一生 (ライフサイクル) を通して、設計の図面、部品の構成、製造の条件、保守の記録などの情報を一か所で管理する考え方です。開発で決めたことが製造や保守まで正しく伝わり、手戻りが減って、良い製品を安く作ることにつながります。この目的を述べたイが正解です。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア工作機械や搬送装置、倉庫をつないでコンピュータで集中管理し、多品種少量生産を自動化するのは、FMS (フレキシブル生産システム) の説明です。
  • ウ生産計画から必要な資材の量と発注の時期を計算するのは、MRP (資材所要量計画) の説明です。
  • エ部品の調達から販売までの情報を企業の間で共有し、在庫とリードタイムを減らすのは、SCM (サプライチェーンマネジメント) の説明です。

仕組み

製品の情報は、設計、製造、営業、保守の部門ごとにばらばらに持たれがちです。PLM は、それを 1 つにつなぐことで、部門の間の食い違いを減らします。

名前の似た仕組みが多いので、対象が「製品の一生」(PLM)、「資材の量と時期」(MRP)、「会社をまたぐ供給の流れ」(SCM) と、何を管理するかで区別すると覚えやすくなります。