問15 短い順の処理と待ち時間

応用情報​技術者試験 令和7年度 秋期 午前、全80問のうちの問15。

出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問15(表は原本の画像を文字に書き起こした)

五つのジョブ A〜E に対して,ジョブの多重度が 1 で,処理時間順方式のスケジューリングを適用した場合,ジョブ B のターンアラウンドタイムは何秒か。ここで,OS のオーバーヘッドは考慮しないものとする。

単位 秒
ジョブ到着時刻単独実行時の処理時間
A02
B14
C23
D32
E41
  1. ア8
  2. イ9
  3. ウ1⁠0
  4. エ1⁠1
答えと解説を開く

正解はエです。

処理時間順方式は、そのとき待っているジョブのうち処理時間が最も短い物から実行します。多重度が 1 なので、一度に動くのは 1 つで、途中で割り込みはしません。時刻 0 には A しかいないので A が 0〜2 秒に動きます。時刻 2 で待っているのは B (4 秒) と C (3 秒) なので、短い C が 2〜5 秒に動きます。時刻 5 では B (4 秒)、D (2 秒)、E (1 秒) が待っているので、E が 5〜6 秒、D が 6〜8 秒、最後に B が 8〜1⁠2 秒に動きます。ターンアラウンドタイムは到着から終わりまでの時間なので、B は 1⁠2 − 1 = 1⁠1 秒です。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アA、C の次に B を動かすと、B は時刻 5 から 9 まで動いて 8 秒になります。時刻 5 には D (2 秒) と E (1 秒) も来ていて、B (4 秒) より短いので先に動きます。
  • イA、C、E の次に B を動かすと、B は時刻 6 から 1⁠0 まで動いて 9 秒になります。時刻 6 では D (2 秒) の方が B より短いので、D が先です。
  • ウA、C、D の次に B を動かすと、B は時刻 7 から 1⁠1 まで動いて 1⁠0 秒になります。時刻 5 でいちばん短いのは E (1 秒) なので、E も B より先に動きます。

仕組み

ターンアラウンドタイムは、ジョブを出してから結果が返るまでの時間です。実行している時間に、順番を待っている時間が足されます。

処理時間の短い物を先に動かすと、全体の平均の待ち時間は短くなります。ただし長いジョブは後回しにされ続けることがあり、この問題の B のように待ち時間が延びます。

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