お客様の社内のデータや既存の仕組みに、新しい仕組みをどうつなぎますか

まず読むだけでつなぎ、API が無ければ書き出しのファイルや表から始める。相手の仕組みの持ち主と止まり方を先に確かめ、本番に直に書かず、つなぎ目に記録を残す、と答える問い。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1お客様の既存の仕組みに新しい仕組みをつなぐとき、最初の一手としていちばん合うのはどれか

  2. 問 2つないだ先のお客様の仕組みが止まったときに備えて、先に決めておくこととして合うのはどれか

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答えてみる

面接官に「お客様の社内のデータや既存の仕組みに、新しい仕組みをどうつなぎますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「お客様の社内の仕組みと、新しく作る仕組みを、どうつなぎますか」
  • 「古い業務の仕組みに API がありません。どうやってデータを取りますか」
  • 「つないだ先の仕組みが止まったら、こちらの仕組みはどう振る舞いますか」

面接官が見ている点

  • いきなり書き込みでつながず、読むだけから始める慎重さがあるか
  • つなぐ前に、相手の仕組みの持ち主、使ってよい範囲、止まり方を確かめているか
  • つなぎ目で何が起きたかを、あとから追える形にしているか

短い答え

  • 最初は読むだけでつなぎます。API があればそれを使い、無ければ書き出しのファイルや共有の表から始め、相手の本番に直に書き込むのは最後にします。
  • つなぐ前に、相手の仕組みの持ち主、使ってよい回数と時間帯、止まったときにどうなるかを、お客様の担当と確かめます。
  • つなぎ目には、いつ、何を、何件受け取ったかの記録を残し、相手が止まってもこちらの業務が壊れない振る舞いを決めておきます。

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少し詳しい答え

先に確かめること

お客様の社内の仕組みは、ほかの部署や外の会社が持っていることもあり、こちらの都合だけでは触れません。つなぐ前に、お客様の担当と次の点を確かめます。

  • 持ち主その仕組みをだれが持ち、変えるときにだれの許しが要るか
  • 使ってよい範囲 1 日に何回、どの時間帯なら取りに行ってよいか。夜の締めの処理と重ならないか
  • 止まり方定期の止めはいつか。止まったとき、相手は何を返すか
  • データの扱いどの欄まで受け取ってよいか。個人の情報を含むか

ここを飛ばすと、あとで「勝手に取りに来ている」と止められたり、相手の夜の処理を重くしたりします。

つなぎ方の順番

つなぎ方は、相手への負担と壊したときの怖さが小さい順に選びます。

順番つなぎ方向いている場面
1API で読む相手に API があり、使ってよいと言われた
2書き出しのファイルを受け取るAPI が無い、または古い業務の仕組み
3共有の表や読み取り用の複製データベースの複製を相手が用意できる
4相手の本番に書き込む方向が決まり、相手の持ち主が認めたあと

API が無い古い仕組みでも、毎晩ファイルを書き出す機能を持つことがあります。まずはそのファイルを決まった置き場で受け取る形から始めると、相手の仕組みに手を入れずに済みます。相手のデータベースに直に入って読むのは、相手の持ち主が読み取り用の入り口を用意してくれた場合に限ります。

本番に直に書かない

試作の段階で、お客様の本番の仕組みに直に書き込むのは避けます。書き込みが要るときは、まずこちらの側に結果をためて、お客様の担当が見てから手で取り込む形にします。直に書き込むのは、取り込みの手順と戻し方が決まり、相手の持ち主が認めてからです。

つなぎ目の記録と止まったときの振る舞い

つなぎ目では、いつ、どの相手から、何件を受け取り、何件をはじいたかを記録します。数字が急に減ったり、同じファイルが 2 度届いたりしたときに、どちらの側の問題かをすぐに切り分けられます。

相手が止まったときの振る舞いも先に決めます。たとえば、取りに行けなければ前回のデータのまま動き、画面に「何時のデータか」を出す、何度か試してだめなら担当に知らせる、のようにします。同じデータを 2 度受け取っても結果が変わらない作りにしておくと、やり直しが安全になります。

トレードオフ

書き出しのファイルで始めると、相手の仕組みに触れずに早く進められますが、データは 1 日遅れになり、即時の業務には向きません。API で即時につなぐと新しいデータで動けますが、相手の許しと止まったときの備えが要り、始めるまでに時間がかかります。最初は遅れを受け入れてファイルで始め、業務に即時が要ると分かってから API へ移す、という順番が多くの現場で通ります。

よくある間違い

  • 相手の本番のデータベースに直に入って読み書きする 夜の処理を重くしたり、誤って書き換えたりして、お客様の業務を止めます
  • 持ち主を確かめずにつなぐあとで止められ、作った物が使えなくなります
  • つなぎ目に記録を残さない件数が合わないときに、どちらの側の問題かを切り分けられません

深掘りの問い

  • 「相手の担当がつなぐことを嫌がったら」読むだけであること、回数と時間帯を守ること、記録を見せられることを伝え、まずは書き出しのファイルで負担の無い形を提案する、と答えます
  • 「データの形が月ごとに変わる古い仕組みなら」受け取るときに欄の数と型を確かめ、合わないファイルは取り込まずに知らせる、と答えます
  • 「即時でないと困る業務なら」遅れがどこまで許されるかをお客様と数字で決め、その幅に合う API のつなぎ方を相手の持ち主と相談する、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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