事業側から無理な納期を求められたら、どうしますか

経験と仕事の進め方

すぐ断るでも黙って飲むでもなく、まず日付の理由を聞き、範囲を削る、段階で出す、日付を動かすなどの選択肢と、それぞれの危うさを並べて選んでもらう、と答える問い。品質を黙って削らないことと、決めたことを記録に残すことまで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1事業側から、見積もりの半分の期間で出してほしいと言われた。最初の動きとして良いものはどれか

  2. 問 2「人を足せば間に合いますよね」と言われた。答えとして良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「事業側から無理な納期を求められたら、どうしますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「事業側から、見積もりの半分の期間で出してほしいと言われたら」
  • 「無理な納期を受けてしまった経験はありますか」
  • 「人を足せば間に合うと言われたら、どう答えますか」

面接官が見ている点

  • 断るか飲むかの二択ではなく、選択肢を作って交渉できるか
  • 日付の裏にある事業の理由を聞き出そうとしているか
  • 品質やチームの無理を、事業側に見える形で伝えられるか

短い答え

  • まず日付の理由 (催しの日、契約、法令の期日など) を聞き、動かせない物と動かせる物を分けます。
  • そのうえで、範囲を削る、段階で出す、日付を動かす、のような選択肢を、それぞれの危うさと一緒に並べて選んでもらいます。
  • テストを省くような品質の削り方を黙ってはせず、決まったことと受けた危うさは記録に残します。

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少し詳しい答え

日付の理由を聞く

「この日まで」と言われたら、なぜその日なのかを聞きます。催しの日や契約の期日のように本当に動かせない日もあれば、「なんとなく月末」のように動かせる日もあります。

動かせない日なら、その日に何が要るのかを聞きます。全部の機能ではなく、「その日に申し込みができればよい」のように、要る物がずっと小さいことがよくあります。

選択肢を並べる

出す選択肢は次の通りです。

  • 範囲を削るその日に要る物だけを作り、残りは次に回す
  • 段階で出す最初は一部の利用者や手作業の運用で始め、あとから仕組みを足す
  • 日付を動かす全部が要るなら、見積もりに合う日付にする
  • 人を足す慣れるまでの手間がかかるので、すぐには速くならないことも添える

それぞれに、何を諦めるか、どんな危うさが残るかを書きます。決めるのは事業側の責任者で、テックリードは選べる形にして渡す役です。範囲の変更そのものへの対応は別の問いで扱うので、ここでは日付の交渉に絞ります。

品質を黙って削らない

間に合わせるためにテストやレビューを省くと、その場は間に合っても、あとで回帰 (直したはずの所がまた壊れる) や障害で何倍も時間を取られます。削るなら、何を削ってどんな危うさがあるかを事業側に伝え、受けるかどうかを決めてもらいます。

決まったこと、受けた危うさ、あとで返す作業は記録に残します。あとで「聞いていない」とならないためです。

話す例は、架空の例で構いません。「催しの日に要るのは申し込みの画面だけと分かり、範囲を削って間に合わせ、残りは翌月に出した」のように、選択肢を作って折り合った話を 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 見積もりより短い期日はすべて断る事業の理由を聞かず、選択肢も出していません
  • そのまま受けて、チームの残業で間に合わせる一度は間に合っても続かず、品質も落ちます
  • テストを省いて間に合わせ、それを伝えない危うさを事業側が知らないまま、あとで障害になります
  • 人を倍にすれば日数は半分になると答える慣れるまでの手間と、話し合いの手間が増えます

深掘りの問い

  • 「それでも全部をこの日に、と言われたら」間に合わない見込みと危うさを数字で示し、上の人も交えて決めてもらう、と答えます
  • 「チームが疲れているときに、また無理な納期が来たら」前の無理で残った作業と疲れを事業側に見せ、次の計画に入れる、と答えます
  • 「事業側との信頼をどう作りますか」早めに危うさを伝え、約束した物は出す、を続ける、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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