新しく入った人が早く戦力になるように、何をしますか

経験と仕事の進め方

初日までに環境と権限をそろえ、相談役を決め、最初の週に小さな変更を本番まで出してもらう、と答える問い。古い手順書は新しい人に直してもらい、受け入れの仕組みそのものを毎回良くすることまで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1新しく入った人の最初の 1 週間の迎え方として、良いものはどれか

  2. 問 2新しい人が、環境作りの手順書が古くて詰まった。扱い方として良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「新しく入った人が早く戦力になるように、何をしますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「新しいメンバーの受け入れ (オンボーディング) で、何をしていますか」
  • 「入った人が最初の 1 週間でやることを、どう決めますか」
  • 「新しい人が質問しにくそうにしていたら」

面接官が見ている点

  • 本人の頑張りに任せず、チームとして受け入れの仕組みを持っているか
  • 早いうちに、小さくても本物の仕事を最後までやってもらおうとしているか
  • 受け入れのたびに、手順書や仕組みを良くしているか

短い答え

  • 初日までに開発の環境と権限をそろえ、困ったときに聞ける相談役を 1 人決めておきます。
  • 最初の週に小さな変更を 1 つ選び、プルリクエストを出して本番に出るまでを一通りやってもらいます。
  • 詰まった所はその場で手順書に直してもらい、次に入る人がもっと早く進めるようにします。

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少し詳しい答え

初日までにそろえる

アカウント、リポジトリの権限、開発の環境の作り方を、入る前に用意します。環境作りに何日もかかると、それだけで最初の週が終わります。手順はできるだけスクリプトにして、1 つのコマンドで動く形を目指します。

相談役 (バディ) を 1 人決め、「何を聞いてもよい人」として紹介します。新しい人は、だれに聞けばよいか、聞いてよいのかで迷います。毎日 15 分ほど話す時間を最初から予定に入れておくと、質問がたまりません。

小さな本物の仕事を最後まで

最初の週に、文言の直しや小さな不具合のような、1 日ほどで終わる本物の仕事を渡します。目的は成果の大きさではなく、コードを読む、プルリクエストを出す、レビューを受ける、本番に出す、という流れを一度通すことです。

流れを一度通すと、どこで何を聞けばよいかが分かり、次の仕事から自分で動けるようになります。そのあとは、仕事の大きさを少しずつ上げていきます。

手順書は新しい人が直す

手順書は、書いた人には古さが見えません。新しい人が詰まった所こそ、手順書の直す所です。詰まったらその場で手順書を直すプルリクエストを出してもらうと、本人の最初の成果にもなります。

全体の構成の図、業務の言葉の一覧、判断の記録 (ADR) があると、「なぜこうなっているのか」を一人で追えます。人を育てるときの教え方は別の問いで扱うので、ここでは最初の数週間の仕組みに絞ります。

話す例は、架空の例で構いません。「環境作りの手順をスクリプトにして、初日から動かせるようにした」「最初の週に文言の直しを本番まで出してもらった」のように、受け入れを良くした話を 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 最初の 1 か月を資料を読むだけの期間にする手を動かさないので、読んだことが身につきにくくなります
  • 最初から大きな機能を任せる流れも分からないまま詰まり、自信を失います
  • 「まず自分で全部調べて」と伝える質問しにくくなり、何日も一人で止まります
  • 古い手順書を消して、口で教える次に入る人がまた同じ所で詰まります

深掘りの問い

  • 「受け入れがうまくいったかは、どう見ますか」最初の変更が本番に出るまでの日数と、本人が詰まった所を振り返って見る、と答えます
  • 「離れた所で働く人の受け入れは」話す時間を予定に入れ、質問を書ける場所を決め、聞かれる前にこちらから声をかける、と答えます
  • 「チームが忙しくて相談役を立てられないときは」相談役の時間を見積もりに入れる。受け入れを削ると、あとで長く遅くなる、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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