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プルリクエストとは?

読み方:プルリクエスト

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

作業ブランチを main へ取り込む前に、差分を見せてレビューを頼む仕組み。壊れたコードが本番に入るのを防ぎ、変更の理由を記録として残す役割も持つ。

もう少し詳しく

どういうものか

自分のブランチで書いた変更を main などへマージする前に、差分をチームに見せて確認を頼む仕組みです。GitHub ではプルリクエスト、GitLab ではマージリクエストと呼びますが、やっていることは同じです。

作ると差分が行単位で表示され、レビュアーが気になる行に直接コメントを付けられます。修正して同じブランチに push すれば、プルリクエストの中身も自動で更新されます。承認が集まり、テストなどの自動チェックが通ってからマージする、という流れが一般的です。

なぜ必要か

第一に、壊れたコードが main に入るのを止めるためです。一人では見落とす条件漏れや命名のずれも、他人の目が入ると高い確率で拾えます。多くのチームは main への直接 push を禁止し、必ずプルリクエストを通す設定にしています。

第二に、記録として残るからです。半年後に「なぜこの実装にしたのか」を調べるとき、コードだけでは意図は分かりません。プルリクエストには背景の説明と議論の経緯が紐づいて残るので、当時の判断をたどれます。

第三に、レビューが学習の場になります。書き方の指摘を受け取る側にとっても、他人の差分を読む側にとっても、実際に動くコードを題材にできる機会です。

具体例

コマンドラインから作る場合の流れは次のとおりです。

git switch -c feature/add-search # ファイルを編集する git add . git commit -m "検索フォームを追加" git push -u origin feature/add-search # GitHub CLI でプルリクエストを作る gh pr create --base main --title "検索フォームを追加" --body "商品名で絞り込めるようにした" gh pr status

説明欄には「何を変えたか」よりも「なぜ変えたか」と「どう確認したか」を書くとレビューが速く進みます。

**変更の理由** 一覧が 200 件を超えて目的の商品を探せないという問い合わせがあったため **確認したこと** - 空文字で検索したとき全件が出ること - 一致 0 件のとき「該当なし」が出ること

つまずきやすいところ

  • 変更を溜め込んで巨大なプルリクエストにする。数千行の差分は誰も真剣に読めず、承認が形だけになります。機能ごとに分けて出すほうが結果的に速く進みます

  • 派生元のブランチを間違える。main から切り忘れて他の作業ブランチから切ると、無関係なコミットまで差分に混ざります

  • 説明欄を空のまま出す。レビュアーは変更の意図を推測するところから始めることになり、往復が増えます

  • 指摘に反論せず全部そのまま直す。設計上の理由があるなら書いて残したほうが、同じ指摘が繰り返されずに済みます
  • 似た用語との違い

    用語指すもの
    プルリクエスト取り込みの依頼とレビューの場。GitHub 側の機能
    マージ実際にブランチを取り込む Git の操作
    コードレビュー差分を読んで指摘する行為そのもの


    プルリクエストは、コードレビューを経てマージへ至るまでの入れ物にあたります。

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