自分たちで作るか、外のサービスを使うかを、どう決めますか

設計と品質

事業の強みになる所は自分たちで作り、どこでも同じ所 (認証、決済、メール送信など) は外のサービスを使う、と答える問い。作る費用だけでなく動かし続ける費用まで比べ、離れるときの道を先に用意する判断まで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1自前で作るか外のサービスを使うかを比べるとき、良い比べ方はどれか

  2. 問 2外のサービスを使うと決めたときの作り方として、良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「自分たちで作るか、外のサービスを使うかを、どう決めますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「自分たちで作るか、外のサービスを使うかを、どう決めますか」
  • 「ログインの仕組みを自前で作りたい、とメンバーが言っています。どうしますか」
  • 「外のサービスの値上げや終了が決まったら、どうしますか」

面接官が見ている点

  • 事業の強みになる所と、どこでも同じ所を分けて考えられるか
  • 作る費用だけでなく、動かし続ける費用と人の時間まで比べているか
  • 外に頼る危なさ (値上げ、終了、抜けにくさ) を見て、離れる道を用意しているか

短い答え

  • 事業の強みになる所、ほかと差がつく所は自分たちで作り、認証や決済、メール送信のようにどこでも同じ所は外のサービスを使います。
  • 比べるときは、作る費用だけでなく、動かし続ける費用 (直す、守る、障害に応じる人の時間) まで並べます。
  • 外のサービスを使うときは、自分たちのコードとの間に薄い境目を置き、値上げや終了のときに離れる道を先に考えておきます。

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少し詳しい答え

強みか、どこでも同じか

まず、その機能が事業の強みかを問います。利用者がこのサービスを選ぶ理由に関わる所なら、自分たちで作って細かく直せるほうが良いです。

認証、決済、メール送信、検索の土台、監視のように、どの会社でも同じ形が求められる所は、外のサービスのほうが多くの場合で安く、安全です。たとえば認証を自前で作ると、パスワードの保存、多要素認証、不正なログインへの手当てまで、ずっと自分たちで守り続けることになります。

動かし続ける費用まで比べる

自前で作る見積もりは、作るまでの費用だけになりがちです。実際には、作ったあとに次の費用が続きます。

  • 直す費用不具合の直しと、周りの変化 (ブラウザ、法令、使う部品の更新) への合わせ込み
  • 守る費用安全の問題への手当てと、障害のときの当番
  • 人の時間その所を分かる人を育て、残し続ける時間

外のサービスは、月々の費用、使える機能の限り、細かく直せないこと、相手の障害に巻き込まれること、が代わりに来ます。両方を同じ期間 (たとえば 3 年) で並べて比べます。比べた中身と選んだ理由は、判断の記録 (ADR) に残します。

離れる道を先に用意する

外のサービスは、値上げ、仕様の変更、終了が起こりえます。自分たちのコードから直接あちこちで呼ぶのではなく、間に薄い境目 (自分たちの関数や型) を置き、呼ぶ所を 1 か所にまとめます。データを自分たちの側へ書き出せるかも、選ぶ前に確かめます。

話す例は、架空の例で構いません。「メール送信は外のサービスにして、送る所を 1 つの関数にまとめておいたので、値上げのときに別のサービスへ数日で移せた」のような流れを 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 作る費用だけで比べる動かし続ける費用が抜け、自前のほうが安く見えてしまいます
  • 強みになる所まで外に任せる細かく直せず、ほかと差がつけられなくなります
  • 外のサービスをコードのあちこちから直接呼ぶ値上げや終了のときに、離れるのに大きな手間がかかります

深掘りの問い

  • 「自前で作りたいメンバーをどう説得しますか」動かし続ける費用を並べて一緒に比べ、強みになる所で腕を振るえるようにする、と答えます
  • 「オープンソースの部品を使うのは、作るのと使うのどちらに近いですか」中身を直せる代わりに、更新と安全の手当ては自分たちが持つ、と答えます
  • 「外のサービスの障害で止まったら」止まっても困らない作り (送信を後でやり直す、別の手段に切り替える) をあらかじめ考えておく、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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