古いシステムを新しい物へ置き換える計画を、どう立てますか

設計と品質

一度に全部を切り替えず、機能ごとに少しずつ新しい側へ移し、各段で戻せるようにする、と答える問い。置き換える理由と終わりの形を先に決め、移さない物を選び、事業の側と途中の約束をそろえる判断まで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1古いシステムを新しい物へ置き換える進め方として、良いものはどれか

  2. 問 2置き換えの計画を始める前に決めておくこととして、良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「古いシステムを新しい物へ置き換える計画を、どう立てますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「古いシステムを新しい物へ置き換える計画を、どう立てますか」
  • 「10 年動いている業務のシステムを作り直したい、と言われました。どう進めますか」
  • 「置き換えの途中で、事業の側から新しい機能を頼まれたらどうしますか」

面接官が見ている点

  • 一度に全部を切り替える計画の危なさを知り、少しずつ移す形を選べるか
  • 置き換える理由と、終わったと言える形を、事業の言葉で言えるか
  • 長い置き換えの間も、事業の側と約束をそろえて進められるか

短い答え

  • まず置き換える理由 (直すたびに遅い、更新が止まった部品がある、など) と、終わったと言える形を決め、移さない物も選びます。
  • 一度に全部を切り替えず、前に振り分けの口を置いて、機能ごとに少しずつ新しい側へ移し、各段で古い側へ戻せるようにします。
  • 長い間かかるので、途中で事業に見える成果を出す順に並べ、新しい機能の頼みとの折り合いを事業の側と先に決めます。

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少し詳しい答え

理由と終わりの形を先に決める

「古いから」だけでは、何年もかかる置き換えの理由になりません。直すたびに時間がかかる、使っている部品の更新が止まって安全の問題を直せない、のように、置き換えないと困ることを事業の言葉で書きます。

終わりの形も決めます。古いシステムを止める日と、そのときに残っていてよい物です。古い側に、ほとんど使われていない機能があることはよくあります。使われ方を数えて、移さずに捨てる物を選ぶと、置き換えの量が減ります。何を移さないかは、非目標として書いて合意しておきます。

少しずつ移して、戻せるようにする

一度に全部を切り替える計画は、切り替えの日に問題が出ると戻せず、試しきれない所が必ず残ります。そこで、利用者からの要求を受ける前に振り分けの口を置き、機能ごとに新しい側へ流していきます。古い木に新しい木が絡んで少しずつ入れ替わる様子から、ストラングラー (絞め殺しの木) のパターンと呼ばれます。

  • 1 つの機能ずつ移す小さな機能から始め、新しい側で動くのを確かめてから次へ進みます
  • 新旧を並べて比べる同じ入力を両方に送り、答えが同じかを比べてから切り替えます
  • 戻す道を残す問題が出たら振り分けを古い側へ戻せるようにし、戻す手順を切り替えの前に決めます

データの移し方は、止めずにスキーマを変える手順と同じ考え方で、新旧の両方が読める形を挟みます。

事業との約束

置き換えの間も、事業の側は新しい機能を求めます。古い側にも新しい側にも同じ機能を作ると、仕事が倍になります。「この期間は古い側に新しい機能を足さない」「足すなら新しい側に先に移してから」のように、決まりを先にそろえます。

途中で止まっても損が出ない順に並べるのも大事です。速くなった、直すのが早くなった、のように事業に見える成果が出る機能から移すと、続ける理由を示せます。

話す例は、架空の例で構いません。「使われ方を数えて 3 割の機能は移さないと決め、残りを月に 1 つずつ移した」のような流れを 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 一度に全部を切り替える日を決めるその日に問題が出ると戻せず、試しきれない所が残ります
  • 古い機能を全部そのまま移す使われていない機能まで移すと、時間がかかり終わりません
  • 理由を「古いから」だけで説明する事業の側の合意が取れず、途中で止まりやすくなります

深掘りの問い

  • 「途中で予算が止まったら」移した所までで動く形を各段で保っておき、止まっても新旧が混ざったまま回る、と答えます
  • 「新旧の答えが違ったら」どちらが正しいかを業務の人と確かめ、古い側の誤りなら新しい側を正しくし、その差を記録する、と答えます
  • 「作り直しより、今のものを直すほうが良いのは」困っている所が一部だけなら、その所だけ作り直すほうが安い、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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