チームのテストの方針 (どこまで自動で試すか) を、どう決めますか

設計と品質

壊れたときの損が大きい所から自動の試しを厚くし、速い小さな試しを多く、画面を通す試しは大事な流れだけに絞る、と答える問い。マージを止める条件、不安定な試しの扱い、網羅率を目標にしない決まりまでチームでそろえる判断を見せます。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1チームで自動の試しの厚さを決めるとき、良い決め方はどれか

  2. 問 2たまに落ちる不安定な試しを、みんなが再実行で通している。良い扱いはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「チームのテストの方針 (どこまで自動で試すか) を、どう決めますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「チームのテストの方針 (どこまで自動で試すか) を、どう決めますか」
  • 「網羅率 (カバレッジ) を 80% 以上にする、という決まりをどう思いますか」
  • 「たまに落ちる試しがあって、みんなが再実行で通しています。どうしますか」

面接官が見ている点

  • 「全部に試しを書く」ではなく、壊れたときの損で厚さを決めているか
  • マージを止める条件や不安定な試しの扱いを、チームの決まりとして言えるか
  • 網羅率のような数字を、目標ではなく手がかりとして扱えるか

短い答え

  • 壊れたときの損が大きい所 (お金、ログイン、データを消す処理など) から自動の試しを厚くし、損が小さい所は薄くします。
  • 速い小さな試しを多く置き、画面を通して動かす試しは、申し込みや支払いのような大事な流れだけに絞ります。
  • マージを止める条件と、たまに落ちる不安定な試しの扱いを決め、網羅率は目標ではなく、試していない所を見つける手がかりにします。

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少し詳しい答え

厚さは壊れたときの損で決める

時間は限られるので、全部の所に同じだけ試しを書くことはできません。壊れたら利用者のお金やデータに響く所、壊れても気づきにくい所、よく変わる所を先に厚くします。逆に、一度作ったらほとんど変わらない管理の画面などは、薄くてよい場合があります。

どこを厚くするかは、チームで一覧にして合意します。新しく入った人も、どこに試しを足せばよいかが分かります。

速い試しを多く、遅い試しは少なく

  • 小さな試し (単体テスト) 関数や部品 1 つを試します。速く、落ちた場所がすぐ分かるので、数を多く置きます
  • つないだ試し (結合テスト) DB や外の API とつないだときに正しく動くかを試します。境目の所に絞って置きます
  • 画面を通す試し (E2E テスト) 利用者と同じ道で動かします。遅く、不安定になりやすいので、大事な流れだけにします

不具合を直したときは、同じ不具合が戻ってこないこと (回帰) を確かめる試しを 1 つ足す、と決めておくと、試しが自然に大事な所へ増えます。

チームの決まりにする

  • マージを止める条件自動の試しが全部通らないとマージしない。例外を作るなら、だれが決めるかも決めます
  • 不安定な試したまに落ちる試しを再実行で通す癖がつくと、本当の失敗も見逃します。見つけたら外して直す札を立て、担当と期限を決めます
  • 網羅率「80% 以上」を目標にすると、何も確かめない試しで数字を上げる動きが出ます。数字は、大事な所で試していない行を見つける手がかりに使います

試しにかかる時間も見ます。自動の試しが長すぎると、マージまで待つ時間が開発の速さを落とします。

話す例は、架空の例で構いません。「支払いの所に試しを集中させ、画面を通す試しは申し込みの流れ 3 本に絞ったら、自動の試しの時間が半分になった」のような流れを 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 網羅率の数字を目標にする何も確かめない試しで数字だけが上がります
  • 画面を通す試しを大量に書く遅く、不安定になり、みんなが落ちても気にしなくなります
  • 不安定な試しを再実行で通し続ける本当の失敗まで見逃すようになります

深掘りの問い

  • 「試しを書く時間が無い、と言われたら」不具合を直すときに 1 つ足す決まりから始め、損の大きい所だけ先に厚くする、と答えます
  • 「手で確かめる試しは要りますか」見た目や使い心地のように自動で判定しにくい所は、手で確かめる項目を絞って残す、と答えます
  • 「試しの方針は、だれが決めますか」たたき台はリーダーが出し、チームで話して合意し、守れているかを定期的に見直す、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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