特定の人しか分からない所 (属人化) を、どう減らしますか

経験と仕事の進め方

だれが何を分かっているかを表にして、1 人しか分からない所から順に、ペアで作る、レビューの担当を回す、当番を回す、で分かる人を 2 人以上にする、と答える問い。文書は仕事のついでに残る形にし、詳しい人を責めずに仕組みで減らす判断を見せます。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1決済の所を 1 人しか直せない。属人化を減らす進め方として、良いものはどれか

  2. 問 2属人化を減らすとき、どこから手を付けるのがよいか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「特定の人しか分からない所 (属人化) を、どう減らしますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「特定の人しか分からない所 (属人化) を、どう減らしますか」
  • 「ある人が休むと、決済の所をだれも直せません。どうしますか」
  • 「詳しい人が辞めると決まりました。残り 1 か月で何をしますか」

面接官が見ている点

  • 「文書を書いてもらう」だけで終わらせず、分かる人を実際に増やす動きを考えているか
  • どこから手を付けるかを、止まったときの影響の大きさで選んでいるか
  • 詳しい人を責めず、その人の負担も減る形で進めようとしているか

短い答え

  • まず、だれがどこを分かっているかを表にして、1 人しか分からず、止まると影響が大きい所から手を付けます。
  • その所の仕事を、ペアで作る、レビューの担当を回す、当番を回す、で 2 人目、3 人目に渡し、分かる人を 2 人以上にします。
  • 文書は別の仕事にせず、判断の記録や手順書として仕事のついでに残る形にします。

この問いを含む分野をレッスンで練習する

レッスンを開く

少し詳しい答え

どこが危ないかを見える形にする

縦にシステムの所 (決済、検索、配備の仕組みなど)、横にチームの人を並べた表を作り、「1 人で直せる」「人に聞けば直せる」「分からない」を付けます。スキルマップと呼ばれる形です。

1 人しか「直せる」が付いていない所が、属人化している所です。その中から、止まったときに事業への影響が大きい所、変更が多い所を先にします。全部を一度に減らそうとせず、四半期に 2 つ 3 つ、のように順番を決めます。

分かる人を増やす動き

  • ペアで作る詳しい人と、まだ分からない人が組んで、その所の変更を一緒に進めます。読むより早く身に付きます
  • レビューの担当を回す その所の変更のレビューを、詳しい人以外にも頼みます。詳しい人は、レビューの返しの中で考え方を伝えます
  • 当番と作業を回す障害対応の当番や、その所の小さな直しを、あえて詳しくない人に任せ、詳しい人は控えに回ります

どれも、短い間は作る速さが落ちます。その分を計画に入れて、事業の側には「止まったときの損を減らすための時間」として説明します。

文書は仕事のついでに残す

「あとでまとめて文書を書く」は、ほとんど書かれません。なぜその作りにしたかは判断の記録 (ADR) として、障害で動いた手順は手順書として、仕事の流れの中で残します。新しく入った人が手順書どおりに動けたかを確かめると、足りない所が見つかります。

話す例は、架空の例で構いません。「表を作ったら配備の仕組みを 1 人しか分かっていなかったので、次の 2 か月は配備の直しを毎回ペアで進めた」のような流れを 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 文書を書いてもらって終わりにする読まれず、古くなり、実際に直せる人は増えません
  • 詳しい人を責める属人化は仕組みの問題です。責めると、その人が知っていることを話しにくくなります
  • 全部を一度に減らそうとする作る速さが大きく落ち、続きません。影響の大きい所から順にします

深掘りの問い

  • 「詳しい人が手放したがらなかったら」その人の負担 (休めない、夜に呼ばれる) が減ることを伝え、次に任せたい仕事を一緒に決める、と答えます
  • 「属人化が減ったと、どう確かめますか」表の「1 人で直せる」の人数と、詳しい人がいない日に直せた件数を見る、と答えます
  • 「辞める人が決まったら」残りの期間は新しい仕事を外し、ペアで直しと当番を渡し、手順書を引き継ぐ人が書く、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

技術面接問題の一覧へ戻る