障害対応の当番 (オンコール) を、どう組みますか

経験と仕事の進め方

当番を数人で回して 1 人に偏らせず、鳴る警報を減らし、手順書と上へ上げる道 (エスカレーション) を先に決める、と答える問い。夜に起きた人を休ませる決まりと、当番の負担を数で見て直し続ける形まで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1夜中の呼び出しが、いちばん詳しい 1 人に集中している。テックリードとして良い手当てはどれか

  2. 問 2当番の負担を減らし続けるための進め方として、良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「障害対応の当番 (オンコール) を、どう組みますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「障害対応の当番 (オンコール) を、チームでどう組みますか」
  • 「夜中の呼び出しが特定の人に集中しています。どうしますか」
  • 「新しく入った人を当番に入れるのは、いつからにしますか」

面接官が見ている点

  • 当番を気合いではなく、仕組み (順番、手順書、上へ上げる道) で回そうとしているか
  • 当番の人の負担と休みを、リーダーとして守ろうとしているか
  • 鳴る警報そのものを減らす改善まで、チームの仕事として持っているか

短い答え

  • 当番は数人で順番に回し、主の当番と控えの当番を置いて、1 人に負担が偏らないようにします。
  • 呼ばれたときに迷わないよう、警報ごとの手順書と、手に負えないときに上へ上げる道 (エスカレーション) を先に決めます。
  • 夜に起こされた回数を数えて振り返り、要らない警報を消し、起きた人には翌日休む決まりを作ります。

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少し詳しい答え

順番と役の決め方

  • 主と控え主の当番が応答できないときに、控えの当番へ自動で回るようにします。だれも出ない、をなくします
  • 交代の間隔 1 週間ごとなど、チームの人数に合わせて決めます。人数が少なすぎて毎週のように回ってくるなら、当番の範囲を狭めるか、人を増やす相談を上に上げます
  • 引き継ぎ交代のときに、いま続いている問題と、気にしておくことを短く渡します

新しく入った人は、まず控えとして先輩の対応を横で見て、手順書を一緒に直してから主に入ります。

呼ばれたときに迷わない形

警報には、それぞれ「何を見て、どう動くか」の手順書を付けます。手順書が無い警報は、夜中に起きた人が一から調べることになります。

当番の仕事は、まず被害を止めることです。前の版へ戻す (ロールバック)、問題の機能を止める、などの手を先に打ち、原因を深く追うのは落ち着いてからにします。自分で決めきれないときは、ためらわず上へ上げてよい、とチームで決めておきます。上へ上げた人を責めない空気が、早い対応につながります。

負担を数で見て、減らし続ける

当番の 1 回ごとに、呼ばれた回数、夜に起こされた回数、動かずに済んだ警報の数を残します。月に一度これを見て、動かずに済んだ警報は消すか翌日に見る札に移し、何度も起きる障害は直す仕事として計画に入れます。

夜に起こされた人は、翌日の朝を休みにする、会議を外す、などの決まりを作ります。当番の手当てなど働き方の決まりは、会社の決まりに合わせて人事と相談します。当番が重いままだと、人が辞めて、残った人にさらに重くなります。

話す例は、架空の例で構いません。「夜の呼び出しを数えたら半分は動かずに済む警報だったので消し、呼び出しが減った」のように、仕組みで負担を減らした流れを 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 詳しい 1 人にいつも頼むその人が休めず、いないときにだれも直せなくなります
  • 手順書なしで当番に入れる夜中に起きた人が一から調べることになり、復旧が遅れます
  • 警報を減らす仕事をしない鳴りすぎると、本当に大事な警報まで見られなくなります

深掘りの問い

  • 「当番の人が原因まで直すべきですか」まず被害を止めるのが当番の仕事で、原因を直すのは翌日以降にチームで計画して進める、と答えます
  • 「当番を嫌がる人がいたら」嫌な理由 (鳴る回数、手順書が無い、休めない) を聞き、仕組みで直せる所から直す、と答えます
  • 「アプリを作る人も当番に入るべきですか」作った人が呼ばれると、壊れにくく作る動機が生まれるので入る、ただし手順書と控えを用意してから、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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