チームの開発の速さと質を、どう測りますか

経験と仕事の進め方

本番に出す回数と出るまでの時間で速さを、出した変更の失敗の割合と戻すまでの時間で質を、組にして見る、と答える問い。数字は人の評価に使わず、チームの流れの詰まりを見つけるために使うことまで話します。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1チームの開発の速さと質を測る物差しとして、良いものはどれか

  2. 問 2測った数字の使い方として、良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「チームの開発の速さと質を、どう測りますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「チームの生産性を、どう測っていますか」
  • 「開発が速くなったかどうかを、どう確かめますか」
  • 「速さと質のどちらを大事にしますか」

面接官が見ている点

  • コードの行数のような、測りやすいだけの数字に頼っていないか
  • 速さだけ、質だけを見ず、組にして見ているか
  • 数字を人の評価に使う危うさを分かっているか

短い答え

  • 速さは、本番に出す回数と、変更を書き始めてから本番に出るまでの時間で見ます。
  • 質は、出した変更のうち障害や戻しが要った割合と、障害から戻すまでの時間で見て、速さと組にします。
  • 数字は人の評価には使わず、チームの流れの詰まり (レビューの待ち、遅いテスト) を見つけるために使います。

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少し詳しい答え

速さと質を組にする 4 つの数字

よく使われるのは次の 4 つです。

  • 本番に出す回数 1 週間に何回、本番に変更を出しているか
  • 出るまでの時間変更を書き始めて (またはコミットして) から、本番に出るまでどれだけかかるか
  • 変更の失敗の割合出した変更のうち、障害や戻し (ロールバック) が要った物の割合
  • 戻すまでの時間障害が起きてから、利用者が普通に使える状態に戻るまでの時間

前の 2 つが速さ、後の 2 つが質です。速さだけを追うと失敗が増え、質だけを追うと出すのが怖くなって遅くなります。組にして見ると、片方を犠牲にした「良くなった」に気づけます。

詰まりを見つけるために使う

数字は、どこで流れが止まっているかを探す道具です。出るまでの時間が長いなら、その中身を分けます。レビューを待っている時間が長いのか、自動のテストが遅いのか、出す手順が手作業なのかで、打つ手が変わります。

数字は 1 回の値より、週ごとの流れで見ます。チームの大きさや作っている物が違うので、ほかのチームとの比べっこにも使いません。

人の評価に使わない

数字を人の目標や評価にすると、数字のための動きが始まります。行数を数えれば無駄に長いコードが増え、プルリクエストの数を数えれば意味の無い細切れが増えます。チームで見て、チームで直すための数字にします。

数字だけで分からないことは、チームの人に聞きます。「出すのが怖い所はどこか」「待たされている所はどこか」を定期的に聞くと、数字の裏の理由が分かります。

話す例は、架空の例で構いません。「出るまでの時間を分けて見たらレビューの待ちが半分以上だったので、レビューの当番を決めた」のように、数字から詰まりを見つけて直した話を 1 つ用意します。

よくある間違い

  • 一人あたりのコードの行数やコミットの数を数える測りやすいだけで、利用者に届いた価値とは関係がありません
  • 速さだけを見る失敗の割合が増えても気づけません
  • 数字を人の目標や評価にする数字のための動きが始まり、数字が意味を失います
  • ほかのチームと数字で順位を付ける作っている物も大きさも違うので、比べても直す手がかりになりません

深掘りの問い

  • 「上の人から、チームの生産性を数字で出せと言われたら」 4 つの数字の流れを、何を直してどう変わったかと一緒に出し、個人の数字は出さない、と答えます
  • 「数字が悪くなったら」責める前に、出るまでの時間などを分けて、どこが詰まったかを探す、と答えます
  • 「数字にならない仕事 (調べ物や手伝い) はどう見ますか」数字で見えない仕事があることを前提に、チームの声と組にして見る、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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