チームのコードレビューが遅い、厳しすぎるとき、どう回し直しますか

経験と仕事の進め方

まず待ち時間とプルリクエストの大きさを数えて詰まりを見つけ、最初の返事の目安と小さく出す決まりをチームで決める、と答える問い。書き方の好みは自動の検査に任せ、指摘を「必須」と「提案」に分けて、厳しさを人ではなく仕組みで和らげます。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1チームのレビューが遅く、プルリクエストが何日も止まっている。テックリードが最初にすることとして良いものはどれか

  2. 問 2レビューの指摘が厳しすぎて、メンバーが萎縮している。直し方として良いものはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「チームのコードレビューが遅い、厳しすぎるとき、どう回し直しますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「レビューが滞って、プルリクエストが何日も止まっていたら、どうしますか」
  • 「レビューの指摘がきつくて、メンバーが萎縮していたら」
  • 「チームのレビューの決まりを作ったことはありますか」

面接官が見ている点

  • 個人の頑張りに頼らず、チームの決まりと仕組みで直そうとしているか
  • 感覚で決めつけず、待ち時間などの事実から詰まりを探しているか
  • 質を落とさずに速くする方法と、人を傷つけずに厳しく見る方法を分けて考えているか

短い答え

  • まず待ち時間とプルリクエストの大きさを数えて、どこで詰まっているかを見ます。
  • 「最初の返事はその日のうちに」「1 つのプルリクエストは小さく」のような目安をチームで決め、見る人の当番も決めます。
  • 書き方の好みは自動の検査 (整形や静的な検査) に任せ、人の指摘は「必須」と「提案」に分けて、厳しさを和らげます。

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少し詳しい答え

遅さは数えてから直す

「遅い」と感じたら、まず事実を集めます。出してから最初の返事までの時間、取り込むまでの時間、1 つのプルリクエストの変更の行数を、ここ数週間分並べます。

よくある原因は次の通りです。

  • 大きすぎる何百行もの変更は読むのが重く、後回しにされます
  • 見る人が決まっていないだれかが見るだろうと、だれも見ません
  • 見る人が偏っている 1 人の詳しい人に全部が集まり、その人が詰まりになります

原因に合わせて、小さく分ける決まり、見る人の当番、詳しい人の知識を広げる組み合わせのレビューなどを入れます。

厳しさは仕組みで和らげる

字下げや名前の付け方のような好みの指摘は、整形の道具と静的な検査を CI (自動の検査の仕組み) で回して、人が言わなくて済むようにします。人の指摘が減るだけで、レビューの空気はかなり変わります。

残った指摘には、「必須 (直さないと取り込まない)」と「提案 (直さなくても取り込む)」の印を付ける決まりにします。受ける側はどれが本当に大事か分かり、見る側も好みを押し付けていないか自分で気づけます。

指摘は人ではなくコードに向け、理由を添えます。テックリードが自分のレビューで先にその書き方を見せるのが一番早く広まります。1 人のプルリクエストの作法は別の問いで扱うので、ここではチームの決まりに絞ります。

決まりは試して見直す

決まりを作ったら、数週間後にもう一度待ち時間を数え、チームで振り返ります。守られていない決まりは、決まりのほうが合っていないこともあります。

話す例は、架空の例で構いません。「待ち時間を数えたら 1 人に集中していたので当番を作った」「好みの指摘を自動の検査に移したら、指摘の数が減って空気が良くなった」のように、事実から直した話を 1 つ用意します。

よくある間違い

  • レビューを無くして、書いた人の判断で取り込めるようにする速くはなりますが、不具合と知識の偏りが増えます
  • 遅い人を名指しで注意する原因が仕組みにあるときは、注意しても直りません
  • 厳しい人をレビューから外すその人の知識が使えなくなり、質が落ちます
  • 気づいた不具合も遠慮して言わない厳しさを和らげることと、指摘を減らすことは別です

深掘りの問い

  • 「急ぎの直しもレビューを待つのですか」急ぎのときの流れ (あとから見る、2 人目は省く) も決めておき、例外を例外のまま残す、と答えます
  • 「レビューする時間はどこから出すのですか」レビューも仕事の一部として見積もりに入れ、書く仕事より先にする、と答えます
  • 「新しい人にレビューを任せますか」詳しい人と組んで見てもらい、知識を広げる機会にする、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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