問30 ポートスキャナの使い道

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問30。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問30(原本の振り仮名は省いた)

Web サーバの検査におけるポートスキャナの利用目的はどれか。

  1. アWeb サーバで稼働しているサービスを列挙して,不要なサービスが稼働していないことを確認する。
  2. イWeb サーバの利用者 ID の管理状況を運用者に確認して,情報セキュリティポリシからの逸脱がないことを調べる。
  3. ウWeb サーバへのアクセスの履歴を解析して,不正利用を検出する。
  4. エ正規の利用者 ID でログインし,Web サーバのコンテンツを直接確認して,コンテンツの脆弱性を検出する。
答えと解説を開く

正解はアです。

サーバで動くサービスは、それぞれ決まったポート番号で通信を待っています。例えば Web は 8⁠0 番や 4⁠4⁠3 番です。ポートスキャナは、サーバの多くのポートに順に接続を試み、応答があるポート、つまり動いているサービスを一覧にします。Web サーバなのに、使っていないサービスのポートが開いていれば、そこが攻撃の入口になり得ます。それを見つけて止めるのが、検査でポートスキャナを使う目的です。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ利用者 ID の管理状況を運用者に聞いて、ポリシに合っているかを調べるのは、人への聞き取りによる監査や点検です。ポートスキャナは通信でサーバを調べる道具です。
  • ウアクセスの履歴 (ログ) を解析して不正利用を見つけるのは、ログの分析です。ポートスキャナはログを読みません。
  • エ正規の ID でログインしてコンテンツを確かめるのは、Web アプリケーションの脆弱性の検査です。ポートスキャナはログインせずに、外からポートの開き具合を調べます。

仕組み

ポートスキャンは、攻撃者も下調べに使います。どのサービスが動いているかが分かれば、そのサービスの既知の脆弱性を狙えるからです。だからこそ、守る側が先に自分で調べ、要らない入口を閉じておきます。

不要なサービスを止めることは、攻撃を受ける面を小さくする基本の対策です。動いていない物は狙われません。

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