問29 わざと攻撃させるおとりの機器

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問29。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問29

ハニーポットの説明はどれか。

  1. アサーバやネットワークを実際の攻撃に近い手法で検査することによって,もし実際に攻撃があった場合の被害の範囲を予測する。
  2. イ社内ネットワークに接続しようとする PC を,事前に検査専用のネットワークに接続させ,セキュリティ状態を検査することによって,安全ではない PC の接続を防ぐ。
  3. ウ保護された領域で,検査対象のプログラムを動作させることによって,その挙動からマルウェアを検出して,隔離及び駆除を行う。
  4. エわざと侵入しやすいように設定した機器やシステムをインターネット上に配置することによって,攻撃手法やマルウェアの振る舞いなどの調査と研究に利用する。
答えと解説を開く

正解はエです。

ハニーポットは「蜂蜜の壺」という意味で、攻撃者を引き付けるおとりです。本物の業務のデータは置かず、わざと弱い設定にした機器やシステムをインターネットに置きます。攻撃者がそこへ侵入すると、どんな手順で入り込み、何を仕掛けたかが記録に残ります。それを分析して、新しい攻撃手法やマルウェアの振る舞いを調べます。エがこの説明です。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア実際の攻撃に近い手法でサーバやネットワークを検査するのは、ペネトレーションテスト (侵入テスト) の説明です。
  • イ社内につなぐ前に PC を検査専用のネットワークで調べ、安全でない PC をつながせないのは、検疫ネットワークの説明です。
  • ウ保護された領域でプログラムを動かし、その挙動からマルウェアを見つけるのは、サンドボックスの説明です。

仕組み

ハニーポットは、攻撃を防ぐ物ではなく、攻撃を観察するための物です。乗っ取られても困らないように、本物のネットワークから切り離して置きます。

似た名前を並べて覚えます。おとりで観察するのがハニーポット、隔離した場所で試しに動かすのがサンドボックス、つなぐ前に調べるのが検疫ネットワーク、攻撃者の目線で試すのがペネトレーションテストです。