問28 メール送信者の認証

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問28。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問28

電子メールをドメイン A の送信者がドメイン B の宛先に送信するとき,送信者をドメイン A のメールサーバで認証するためのものはどれか。

  1. アAPOP
  2. イPOP3S
  3. ウS/MIME
  4. エSMTP-⁠AUTH
答えと解説を開く

正解はエです。

メールを送るときは、送信者のパソコンから、まず自分のドメイン (ドメイン A) のメールサーバへ SMTP でメールを渡します。もともとの SMTP には利用者を確かめる仕組みがなく、だれでもそのサーバからメールを送れてしまいました。SMTP-⁠AUTH は、送信のときに利用者 ID とパスワードで送信者を認証し、認められた人だけにメールの送信を許します。問題の「送信者をドメイン A のメールサーバで認証する」に当たるのはこれです。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アAPOP は、メールを受け取る (POP3 でメールボックスから取り出す) ときに、パスワードをそのまま流さずに認証する方式です。送信のときの認証ではありません。
  • イPOP3S は、メールを受け取るときの POP3 の通信を TLS で暗号化する方式です。受信の側の仕組みで、送信者の認証ではありません。
  • ウS/MIME は、メールの本文を暗号化したり、ディジタル署名を付けたりする方式です。メールサーバが送信者を認証する仕組みではありません。

仕組み

メールの通信は、送る側 (SMTP) と受け取る側 (POP3 や IMAP) で使う手順が違います。送る側の認証が SMTP-⁠AUTH、受け取る側の認証の工夫が APOP、受け取る通信の暗号化が POP3S、と送受信のどちら側かで分けて覚えます。

送信のときに認証しないメールサーバは、外の人に迷惑メールの中継に使われる恐れがあります。SMTP-⁠AUTH はこうした悪用を防ぐ役にも立ちます。

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