問15 ボットネットの C&C サーバの役割

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問15。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問15

ボットネットにおいて C&C サーバが担う役割はどれか。

  1. ア遠隔操作が可能なマルウェアに,情報収集及び攻撃活動を指示する。
  2. イ攻撃の踏み台となった複数のサーバからの通信を制御して遮断する。
  3. ウ電子商取引事業者などに,偽のディジタル証明書の発行を命令する。
  4. エ不正な Web コンテンツのテキスト,画像及びレイアウト情報を一元的に管理する。
答えと解説を開く

正解はアです。

ボットは、感染した機器を外から操れるようにするマルウェアです。ボットに感染した機器はインターネット上の C&C (Command and Control) サーバに接続し、命令を待ちます。攻撃者は C&C サーバから、情報を盗む、迷惑メールを送る、特定のサイトに一斉にアクセスして DDoS 攻撃をする、といった命令を出します。この、C&C サーバと多数のボットからなる仕組みがボットネットです。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ踏み台になったサーバからの通信を制御して遮断するのは、ファイアウォールなどの守る側の機器の役割です。攻撃者が使う C&C サーバの役割ではありません。
  • ウディジタル証明書は認証局が発行します。電子商取引事業者などに偽の証明書の発行を命令するのは、C&C サーバの役割ではありません。
  • エWeb コンテンツの文や画像、レイアウトを一元的に管理するのは、CMS (コンテンツ管理システム) の説明です。

仕組み

感染した機器は外の C&C サーバへ自分から接続しにいくので、ファイアウォールで外からの接続を止めていても命令を受け取れてしまいます。

そのため、内部から外部への不審な通信を見張ることが大切です。知られている C&C サーバへの通信を止めたり、決まった間隔で外へ出る通信を見つけたりして、感染に気付きます。