情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問7。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問7

SPF(Sender Policy Framework)の仕組みはどれか。

  1. ア電子メールを受信するサーバが,電子メールに付与されているディジタル署名を使って,送信元ドメインの詐称がないことを確認する。
  2. イ電子メールを受信するサーバが,電子メールの送信元のドメイン情報と,電子メールを送信したサーバの IP アドレスから,送信元ドメインの詐称がないことを確認する。
  3. ウ電子メールを送信するサーバが,電子メールの宛先のドメインや送信者のメールアドレスを問わず,全ての電子メールをアーカイブする。
  4. エ電子メールを送信するサーバが,電子メールの送信者の上司からの承認が得られるまで,一時的に電子メールの送信を保留する。
答えと解説を開く

正解はイです。

電子メールの送信元アドレスは、送る側がいくらでも書き換えられます。SPF では、ドメインの持ち主が「このドメインのメールを送るサーバの IP アドレスはこれです」という情報を DNS に登録しておきます。メールを受け取ったサーバは、送信元のドメインの DNS からその情報を引き、実際にメールを送ってきたサーバの IP アドレスが含まれているかを確かめます。含まれていなければ、送信元のドメインが詐称されている疑いがあります。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア電子メールに付けたディジタル署名で送信元ドメインの詐称を確かめるのは、DKIM の説明です。
  • ウ送信するすべてのメールを保存するのは、メールアーカイブの説明です。送信元の詐称を見分ける仕組みではありません。
  • エ上司の承認が得られるまで送信を保留するのは、誤送信を防ぐための仕組みの説明です。送信ドメイン認証とは関係ありません。

仕組み

SPF は「どのサーバから送られたか」、DKIM は「署名が正しいか」で送信元を確かめます。2 つの結果を基に、受信側がどう扱うかを送信側が宣言する仕組みが DMARC です。

SPF の情報は DNS に TXT レコードとして登録します。受信側は DNS を引くだけで確かめられるので、送信側のメールソフトを変える必要がありません。