問6 IoT 機器が TCP 23 番を狙われる理由

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問6。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問6

ネットワークカメラなどの IoT 機器では TCP 2⁠3 番ポートへの攻撃が多い理由はどれか。

  1. アTCP 2⁠3 番ポートは IoT 機器の操作用プロトコルで使用されており,そのプロトコルを用いると,初期パスワードを使って不正ログインが容易に成功し,不正に IoT 機器を操作できることが多いから
  2. イTCP 2⁠3 番ポートは IoT 機器の操作用プロトコルで使用されており,そのプロトコルを用いると,マルウェアを添付した電子メールを IoT 機器に送信するという攻撃ができることが多いから
  3. ウTCP 2⁠3 番ポートは IoT 機器へのメール送信用プロトコルで使用されており,そのプロトコルを用いると,初期パスワードを使って不正ログインが容易に成功し,不正に IoT 機器を操作できることが多いから
  4. エTCP 2⁠3 番ポートは IoT 機器へのメール送信用プロトコルで使用されており,そのプロトコルを用いると,マルウェアを添付した電子メールを IoT 機器に送信するという攻撃ができることが多いから
答えと解説を開く

正解はアです。

TCP の 2⁠3 番ポートは、Telnet という遠隔操作のプロトコルが使います。Telnet でログインできれば、機器にコマンドを送って自由に操作できます。ネットワークカメラなどの IoT 機器には、Telnet が有効なまま、工場出荷時の推測しやすいパスワードを変えずに使われている物が多くあります。攻撃者はインターネット上の機器の 2⁠3 番ポートに次々と接続し、よく使われる初期パスワードでログインを試します。成功すると機器を乗っ取り、ボットとしてほかへの攻撃に使います。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ2⁠3 番ポートの Telnet は遠隔操作のためのプロトコルで、電子メールを送る仕組みではありません。マルウェアを添付したメールを機器に送る攻撃にはなりません。
  • ウ2⁠3 番ポートはメール送信用ではありません。メールの送信に使う SMTP は 2⁠5 番ポートです。
  • エ2⁠3 番ポートはメール送信用ではなく、遠隔操作の Telnet のポートです。メールにマルウェアを添付して IoT 機器に送ることも、2⁠3 番ポートが狙われる理由ではありません。

仕組み

IoT 機器を守る基本は、初期パスワードを必ず変える、使わない Telnet などのサービスを止める、インターネットから直接つながらないようにする、の 3 つです。

初期パスワードのままの IoT 機器を大量に乗っ取ってボットにし、一斉に攻撃させるマルウェアが実際に広まりました。1 台ずつは小さな機器でも、数が集まると大きな攻撃の力になります。

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