問41 サービスの中断や品質の低下の呼び名

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問41。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問41

IT サービスマネジメントにおいて,“サービスに対する計画外の中断”,“サービスの品質の低下”,又は“顧客へのサービスにまだ影響していない事象”を何というか。

  1. アインシデント
  2. イ既知の誤り
  3. ウ変更要求
  4. エ問題
答えと解説を開く

正解はアです。

IT サービスマネジメントでいうインシデントは、サービスがいつもどおりに使えなくなること全般を指します。サーバが止まった、画面の表示が遅くなった、といった計画外の中断や品質の低下に加えて、ディスクの容量が尽きかけているなど、まだ利用者に影響は出ていないが放っておくと影響が出る事象も含みます。インシデント管理では、原因の追究よりも、まずサービスを早く元に戻すことを目指します。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ既知の誤りは、根本の原因や回避策が分かっている問題のことです。中断や品質の低下そのものを指す言葉ではありません。
  • ウ変更要求は、サービスやその構成要素に変更を加えるための申し入れです。
  • エ問題は、1 つ以上のインシデントの、まだ分かっていない根本の原因のことです。インシデントそのものではありません。

仕組み

インシデントと問題は分けて考えます。インシデント管理は「早く元に戻す」こと、問題管理は「根本の原因を突き止めて再発を防ぐ」ことを目指します。原因が分かり、回避策が決まると、その問題は既知の誤りとして記録されます。

セキュリティの分野でいうインシデント (情報セキュリティインシデント) は、情報セキュリティを損なう事象を指します。どちらも「放っておけない、普段と違う出来事」という点は共通です。