問20 ディジタル署名の鍵の組合せ

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問20。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問20(選択肢の表を文に組み直し、列の名前を〔〕に入れて前に置いた)

ディジタル署名に用いる鍵の組みのうち,適切なものはどれか。

  1. ア〔ディジタル署名の作成に用いる鍵〕共通鍵〔ディジタル署名の検証に用いる鍵〕秘密鍵
  2. イ〔ディジタル署名の作成に用いる鍵〕公開鍵〔ディジタル署名の検証に用いる鍵〕秘密鍵
  3. ウ〔ディジタル署名の作成に用いる鍵〕秘密鍵〔ディジタル署名の検証に用いる鍵〕共通鍵
  4. エ〔ディジタル署名の作成に用いる鍵〕秘密鍵〔ディジタル署名の検証に用いる鍵〕公開鍵
答えと解説を開く

正解はエです。

ディジタル署名の目的は、本当にその人が作ったか (なりすましでないか) と、途中で書き換えられていないかを確かめることです。送信者は、メッセージのハッシュ値を自分の秘密鍵で処理して署名を作ります。秘密鍵は送信者しか持っていないので、この署名は送信者にしか作れません。受信者は、だれでも手に入る送信者の公開鍵で署名を検証し、自分で計算したハッシュ値と一致するかを確かめます。作成に秘密鍵、検証に公開鍵を使う組みはエです。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア共通鍵は送信者と受信者が同じ物を持つので、受信者にも署名を作れてしまい、だれが作ったかを示せません。また、検証に秘密鍵を使うと、秘密鍵を持たない受信者は検証できません。
  • イ公開鍵はだれでも手に入るので、公開鍵で署名を作れるなら、だれでも署名を作れてしまいます。作成と検証の鍵が逆です。
  • ウ秘密鍵で作った署名は、対になる公開鍵で検証します。共通鍵では検証できません。

仕組み

公開鍵暗号で秘密のデータを送るときは、受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号します。署名はこれと向きが逆で、送信者の秘密鍵で作り、送信者の公開鍵で確かめます。

公開鍵が本当にその人の物かは、認証局が発行するディジタル証明書で確かめます。

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