問2 IPA の情報共有の取組 J-⁠CSIP

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問2。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問2

参加組織及びそのグループ企業において検知されたサイバー攻撃などの情報を,IPA が情報ハブになって集約し,参加組織間で共有する取組はどれか。

  1. アCRYPTREC
  2. イCSIRT
  3. ウJ-⁠CSIP
  4. エJISEC
答えと解説を開く

正解はウです。

標的型攻撃のような攻撃では、同じ業界の複数の組織が続けて狙われることがよくあります。1 つの組織が受けた攻撃の情報 (メールの文面、送信元、添付ファイルの特徴など) を早く共有できれば、ほかの組織は同じ攻撃に備えられます。J-⁠CSIP は、IPA が参加組織から情報を集め、提供元が分からないように加工したうえで、参加組織の間で共有する取組です。正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アCRYPTREC は、電子政府で使う暗号の安全性を評価し、推奨する暗号の一覧を作るプロジェクトです。攻撃の情報を共有する取組ではありません。
  • イCSIRT は、組織の中でインシデントに対応する専門のチームのことです。IPA が情報ハブになって情報を集める取組の名前ではありません。
  • エJISEC は、IT 製品のセキュリティ機能を評価し、認証する制度です。攻撃の情報を共有する取組ではありません。

仕組み

名前で見分けます。CRYPTREC は暗号の評価、CSIRT はインシデントに対応するチーム、J-⁠CSIP は攻撃の情報の共有、JISEC は製品の評価と認証です。

情報共有の取組は、1 社では気付けない攻撃の広がりを見えるようにします。自社に届いた不審なメールを報告することが、ほかの組織を守ることにもつながります。