問7 ISMAP-⁠LIU の対象

情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 春期 午前II、全25問のうちの問7。

出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問7

ISMAP-⁠LIU クラウドサービス登録規則(令和 6 年 3 月 1 日最終改定)での ISMAP-⁠LIU に関する記述として,適切なものはどれか。

  1. アJIS Q 2⁠7⁠0⁠0⁠1 に加え,JIS Q 2⁠7⁠0⁠1⁠7 に規定されたクラウドサービス固有の管理策が適切に導入,実施されていることも認証する。
  2. イアウトソーシング事業者が記述したセキュリティの内部統制に対しても,監査法人が評価手続を実施した結果とその意見を表明する。
  3. ウリスクの小さな業務・情報の処理に用いる SaaS サービスを対象とする。
  4. エ我が国の政府機関などにおける情報セキュリティのベースライン,及びより高い水準の情報セキュリティを確保するための対策事項を規定している。
答えと解説を開く

正解はウです。

ISMAP は、政府機関が使うクラウドサービスのセキュリティを前もって評価し、合格したサービスを登録して一覧にする制度です。ただ、すべてのサービスに同じ重さの評価を求めると、業務の一部にしか使わない小さな SaaS には負担が大きすぎます。そこで、リスクの小さな業務や情報の処理に使う SaaS を対象に、評価の項目などを絞った ISMAP-⁠LIU (LIU は Low-⁠Impact Use の略) が設けられました。正解はウです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アJIS Q 2⁠7⁠0⁠0⁠1 に加えて、クラウドの管理策の JIS Q 2⁠7⁠0⁠1⁠7 も満たしているかを認証するのは、ISMS クラウドセキュリティ認証の説明です。
  • イ委託先が自ら記述した内部統制について、監査法人などが評価して意見を述べるのは、SOC 2 などの保証報告書の説明です。
  • エ政府機関の情報セキュリティのベースラインと、より高い水準の対策を定めているのは、政府機関等のサイバーセキュリティ対策のための統一基準の説明です。

仕組み

政府機関は、クラウドサービスを選ぶとき、原則として ISMAP に登録されたサービスから選びます。登録の一覧があることで、機関ごとに同じ評価を繰り返さずに済みます。

LIU の登録でも、使い方まで安全だと保証されるわけではありません。どの情報を載せてよいかを決め、使う側の設定を正しくする責任は、利用する機関に残ります。

この問に出る言葉