問4 OASIS が策定した SAML

情報処理​安全確保​支援士 令和6年度 春期 午前II、全25問のうちの問4。

出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問4

標準化団体 OASIS が,Web サイトなどを運営するオンラインビジネスパートナー間で認証,属性及び認可の情報を安全に交換するために策定したものはどれか。

  1. アSAML
  2. イSOAP
  3. ウXKMS
  4. エXML Signature
答えと解説を開く

正解はアです。

SAML (Security Assertion Markup Language) は、OASIS が策定した仕様です。利用者を認証した側 (IdP) が「この人は認証済みで、こういう属性と権限を持つ」という情報 (アサーション) を XML で作り、署名を付けてサービスの側 (SP) に渡します。別々の会社が運営するサイトの間でも、利用者が一度のログインで行き来できるシングルサインオンに使われます。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イSOAP は、XML で書いたメッセージをやり取りして、別のシステムの機能を呼び出すための通信の決まりです。認証や認可の情報の交換に特化した物ではありません。
  • ウXKMS (XML Key Management Specification) は、公開鍵の登録や検証を XML のメッセージで行うための仕様で、W3C で策定されました。
  • エXML Signature は、XML の文書にデジタル署名を付ける方法を定めた W3C の仕様です。SAML のアサーションの署名にも使われますが、認証の情報を交換する仕組みそのものではありません。

仕組み

SAML の要点は、サービスの側がパスワードを預からないことです。サービスは IdP の署名付きのアサーションを確かめるだけで、利用者を受け入れます。

似た目的の仕組みに OpenID Connect があります。こちらは JSON とトークンを使い、スマートフォンのアプリとも相性がよいので、新しいサービスではよく選ばれます。

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