生成AIパスポート AIの基礎と歴史 問題

ゆめさくが作った練習問題です。本試験の問題ではありません。

AIの基礎と歴史の問題を1⁠2問、小分野ごとにまとめました。選ぶと、その場で正誤と解説が出ます。

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この分野の小分野

  • AIの基本的な仕組み(1問)
  • 機械学習(3問)
  • ニューラルネットワーク(5問)
  • AIの歴史(3問)

AIの基礎と歴史の問題

12 問

選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。選んだ答えは変えられません。

  1. AIの基本的な仕組み

    問 1迷惑メールの判定を、担当者が書いた「件名に特定の語を含むなら迷惑メール」といった規則で行ってきた会社が、機械学習による判定へ切り替えます。切り替えで期待できる主な利点として、最も適切なものはどれですか。

  2. 機械学習

    問 2次のうち、教師あり学習の「多値分類」に当たる課題はどれですか。

  3. 問 3製品のレビュー10万件のうち、人が「肯定」「否定」の印を付けられたのは2,000件だけです。印の付いた少量のデータと印の無い大量のデータを合わせて使い、分類の精度を上げようとする学習の考え方はどれですか。

  4. 問 4機械学習の「ノーフリーランチ定理」が示す内容として、最も適切なものはどれですか。

  5. ニューラルネットワーク

    問 5ニューラルネットワークの学習で、誤差逆伝播法と勾配降下法が果たす役割の組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

  6. 問 6過学習を防ぐためにアーリーストッピングを使います。学習を止める時点を決めるときに見るデータとして、最も適切なものはどれですか。

  7. 問 7データの種類と、それを扱うために考えられた代表的なモデルの組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

  8. 問 8RNNの学習で起こる「勾配爆発問題」の説明として、最も適切なものはどれですか。

  9. 問 9VAE (変分オートエンコーダ) で新しい画像を生成するときの流れとして、最も適切なものはどれですか。

  10. AIの歴史

    問 10第一次AIブームで中心となった「探索」の考え方に当たる例として、最も適切なものはどれですか。

  11. 問 11ディープラーニングの発展から生成AIが広く使われるようになるまでの流れの説明として、最も適切なものはどれですか。

  12. 問 12「シンギュラリティ (技術的特異点)」の説明として、最も適切なものはどれですか。

12 問中 0 問に答えました

解説の一覧

解いたあとに読み返せるよう、全問の解説を並べています。問いを開くと解説が出ます。

AIの基本的な仕組み

問1迷惑メールの判定を、担当者が書いた「件名に特定の語を含むなら迷惑メール」といった規則で行ってきた会社が、機械学習による判定へ切り替えます。切り替えで期待できる主な利点として、最も適切なものはどれですか。

正解は「迷惑メールの文面の傾向が変わっても、新しい例を集めて学習し直せば判定の基準を更新できる」です。機械学習は人が規則を書く代わりに、集めた例から判定の基準を学ぶため、手口が変われば新しい例で学び直して追いつけます。規則の一覧がそのまま根拠として残るのはルールベースの性質で、機械学習には学習用の例が欠かせず、傾向が変われば精度が落ちるので学び直しが要ります。

機械学習

問2次のうち、教師あり学習の「多値分類」に当たる課題はどれですか。

正解は「手書きの数字の画像が、0から9のどの数字かを当てる」です。多値分類は3つ以上のクラスから1つを選ぶ課題で、0から9の1⁠0クラスから選ぶ手書き数字の認識はその代表例です。気温の予測は連続した数値を当てる回帰、迷惑メールかどうかは2クラスの二値分類、正解なしに集団に分けるのは教師なし学習のクラスタリングです。

問3製品のレビュー1⁠0万件のうち、人が「肯定」「否定」の印を付けられたのは2,0⁠0⁠0件だけです。印の付いた少量のデータと印の無い大量のデータを合わせて使い、分類の精度を上げようとする学習の考え方はどれですか。

正解は半教師あり学習です。半教師あり学習は、正解の付いた少量のデータと正解の無い大量のデータを組み合わせて学ぶ方法で、印付けの手間が大きい場面で使われます。強化学習は行動に対する報酬から学ぶ方法で、クラスタリングと次元削減は正解を使わない教師なし学習の手法です。

問4機械学習の「ノーフリーランチ定理」が示す内容として、最も適切なものはどれですか。

正解は「あらゆる問題で他より常に優れた、万能の学習手法は存在しない」です。ノーフリーランチ定理は、考えられるすべての問題で平均すると、どの手法の性能も同じになることを示し、問題に合わせて手法を選ぶ必要があることの根拠とされます。データ量や計算量を増やせば必ず良くなる、正解付きの手法が常に勝つ、という説明はどれも特定のやり方の万能さを主張しており、定理の内容と逆です。

ニューラルネットワーク

問5ニューラルネットワークの学習で、誤差逆伝播法と勾配降下法が果たす役割の組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

正解は「誤差逆伝播法で各重みの勾配を出力側から順に求め、勾配降下法で損失が小さくなる向きへ重みを少しずつ動かす」です。損失関数の値を小さくするため、出力側から入力側へ誤差を伝えて各重みの勾配を計算するのが誤差逆伝播法で、その勾配をもとに損失が減る向きへ重みを更新するのが勾配降下法です。層の数や活性化関数はふつう人が決める設定で、データを増やしたり外れ値を除いたりする手法でもなく、損失が大きくなる向きへ動かすと学習は進みません。

問6過学習を防ぐためにアーリーストッピングを使います。学習を止める時点を決めるときに見るデータとして、最も適切なものはどれですか。

正解は重みの更新にも最終の評価にも使わない、取り分けておいた検証データです。止める時点の判断も学習の一部なので、訓練データとは別に取り分けた検証データの損失を見て、悪化し始めたところで止めます。テストデータで止める時点を選ぶと最終評価が実力より良く出てしまい、訓練データの損失は過学習が進んでも下がり続けるため止め時の目安になりません。

問7データの種類と、それを扱うために考えられた代表的なモデルの組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

正解は画像のように縦横に並んだデータにはCNN、文章や音声のように順序のあるデータにはRNNです。CNNは近くの画素のまとまりから特徴を取り出す畳み込みで画像を扱い、RNNは前の時刻の状態を次の時刻へ渡しながら順序のあるデータを扱います。逆の組み合わせは仕組みと合わず、VAEとGANは主にデータを生成するためのモデルで、LSTMは順序のあるデータに向くRNNの一種です。

問8RNNの学習で起こる「勾配爆発問題」の説明として、最も適切なものはどれですか。

正解は「時刻をさかのぼって誤差を伝えるうちに勾配が極端に大きくなり、重みの更新が不安定になる」です。RNNは時刻の数だけ同じ重みを掛け合わせる形で誤差を伝えるため、勾配が急に大きくなると更新が暴れて学習が不安定になり、これを勾配爆発と呼びます。勾配が0に近づいて遠い過去を学べなくなるのは勾配消失問題で、メモリ不足や出力の長さは勾配の問題ではありません。

問9VAE (変分オートエンコーダ) で新しい画像を生成するときの流れとして、最も適切なものはどれですか。

正解は「学習で整えた潜在空間から潜在ベクトルを選び、デコーダに通して画像に戻す」です。VAEはエンコーダで入力を潜在空間の分布に写し、デコーダでそこから元のデータを復元するように学ぶので、潜在空間から点を選んでデコーダに通すと新しいデータを作れます。生成器と識別器を競わせるのはGAN、ノイズを段階的に取り除くのは拡散モデル、ラベルごとの確率を出すのは識別系AIの動きです。

AIの歴史

問10第一次AIブームで中心となった「探索」の考え方に当たる例として、最も適切なものはどれですか。

正解は「迷路の出口までの道を、分かれ道ごとに場合分けしながら順に調べて見つける」です。第一次AIブーム (1⁠9⁠5⁠0年代後半から1⁠9⁠6⁠0年代) では、問題を場合分けの木として表し、ゴールまでの道筋を順に調べる探索と推論で、迷路やパズルのような規則のはっきりした問題を解きました。専門家の知識を規則として書き込むのは第二次ブームのエキスパートシステム、データから特徴を学ぶのは第三次ブームのディープラーニング、次の単語の予測は大規模言語モデルの学習です。

問11ディープラーニングの発展から生成AIが広く使われるようになるまでの流れの説明として、最も適切なものはどれですか。

正解は「2⁠0⁠1⁠7年に提案されたTransformerを土台に大規模言語モデルが発展し、2⁠0⁠2⁠2年ごろから対話型の生成AIや拡散モデルによる画像生成が一般に広がった」です。2⁠0⁠1⁠7年の論文で提案されたTransformerが大規模言語モデルの土台になり、2⁠0⁠2⁠2年には拡散モデルによる画像生成の公開と対話型の生成AIサービスの公開が続いて、一般の利用が広がりました。エキスパートシステムは1⁠9⁠8⁠0年代の第二次ブームの技術で、ニューラルネットワークの研究は2⁠0⁠1⁠2年以降むしろ加速し、Transformerは1⁠9⁠5⁠6年の技術ではありません。

問12「シンギュラリティ (技術的特異点)」の説明として、最も適切なものはどれですか。

正解はAIが自らより優れたAIを生み出し、技術の進歩が人間に予測できないほど加速するとされる転換点です。シンギュラリティは、AIが自分より賢いAIを作る循環が始まり、技術の進歩が人間の予測や制御を超えて加速するという仮説上の転換点を指します。人間と区別できない受け答えを確かめるのはチューリングテスト、期待がしぼんだ時期はAIの冬、複数の種類のデータをまとめて扱うのはマルチモーダルです。

ほかの分野

  • 生成AI

    生成AIを支える技術革新(Transformer以降)、生成AIの学習プロセス、生成AIの生成(推論)プロセス、LLM(大規模言語モデル)の基礎、ChatGPTと主要な生成AIモデルの動向、各モダリティの生成AI

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  • AIエージェント

    AIエージェントとは、RAG(検索拡張生成)、AIエージェントの仕組み、MCP・Agent Skills と外部連携、AIエージェントのツールと活用事例、AIエージェントのリスク・安全性・評価

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  • リスク予防・AI倫理・ガバナンス

    生成AI利用者の基本マインドセット、生成AIの代表的リスク、シャドーAIと企業コンプライアンス、AI出力の評価と検証、個人情報・プライバシー・秘密保持、著作権・知的財産・生成物の権利、AI倫理とAI事業者ガイドライン、AIガバナンスと社内ガイドライン、AI法・国際ルール・AI安全保障

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  • 実践と活用事例

    プロンプトエンジニアリング、文書作成・コミュニケーション業務での活用、企画・マーケティング業務での活用、クリエイティブ制作での活用、データ分析・リサーチ業務での活用、開発・業務自動化での活用、業種別に見る生成AI活用

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生成AIパスポートの頁に、5分野の入口と試験の案内があります。

続きはゆめさくで

試験の知識を仕事につなげる一歩を、ここにまとめています。