生成AIパスポート AIエージェント 問題

ゆめさくが作った練習問題です。本試験の問題ではありません。

AIエージェントの問題を1⁠9問、小分野ごとにまとめました。選ぶと、その場で正誤と解説が出ます。

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この分野の小分野

  • AIエージェントとは(4問)
  • RAG(検索拡張生成)(3問)
  • AIエージェントの仕組み(3問)
  • MCP・Agent Skills と外部連携(3問)
  • AIエージェントのツールと活用事例(3問)
  • AIエージェントのリスク・安全性・評価(3問)

AIエージェントの問題

19 問

選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。選んだ答えは変えられません。

  1. AIエージェントとは

    問 1「ワークフロー型エージェント」と「自律型エージェント」の違いの説明として、最も適切なものはどれですか。

  2. 問 2AIエージェントの自律性のレベルを上げるときに、あわせて強めるべきこととして最も適切なものはどれですか。

  3. 問 3AIエージェントが実務で注目されるようになった背景として、最も適切なものはどれですか。

  4. 問 4業務にAIエージェントを取り入れるときの、人とエージェントの役割分担として最も適切なものはどれですか。

  5. RAG(検索拡張生成)

    問 5RAGで社内の長い規程集を検索の対象にするとき、文書を「チャンク」に分けて登録する主な理由として、最も適切なものはどれですか。

  6. 問 6製品の型番 (例 XR-2041) のような固有の文字列で探す質問と、言い回しの違う質問の両方に強いRAGにしたいと考えています。検索の工夫として最も適切なものはどれですか。

  7. 問 7RAGで作った社内の問い合わせ窓口が、すでに廃止された古い規程を根拠に答えていました。原因と対策の組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

  8. AIエージェントの仕組み

    問 8AIエージェントが「推論と行動のフィードバックループ」で仕事を進める流れとして、最も適切なものはどれですか。

  9. 問 9AIエージェントが外部のツールを呼び出すFunction Calling (Tool Use) の仕組みの説明として、最も適切なものはどれですか。

  10. 問 10長い作業を続けるAIエージェントで「コンテキストエンジニアリング」として行う工夫として、最も適切なものはどれですか。

  11. MCP・Agent Skills と外部連携

    問 11MCP (Model Context Protocol) の説明として、最も適切なものはどれですか。

  12. 問 12MCPとA2A (Agent-to-Agent) の役割の違いとして、最も適切なものはどれですか。

  13. 問 13AIエージェントの「Agent Skills (エージェントスキル)」の説明として、最も適切なものはどれですか。

  14. AIエージェントのツールと活用事例

    問 14コーディングエージェントに機能の追加を任せるときの運用として、最も適切なものはどれですか。

  15. 問 15AIエージェントの「ハーネスエンジニアリング」の説明として、最も適切なものはどれですか。

  16. 問 16多数のWebの情報源を自動で調べて報告書にまとめる「ディープリサーチ」の機能の使い方として、最も適切なものはどれですか。

  17. AIエージェントのリスク・安全性・評価

    問 17複数のAIエージェントが順に作業を引き継ぐ仕組みで、最初のエージェントが取り違えた数字を後のエージェントが前提として使い続け、最終の報告が大きく誤りました。対策として最も適切なものはどれですか。

  18. 問 18社内で使うAIエージェントを改修するたびに、品質が落ちていないかを確かめる方法として最も適切なものはどれですか。

  19. 問 19コーディングエージェントに、インターネットから取ってきたコードを試しに動かさせるときの環境として、最も適切なものはどれですか。

19 問中 0 問に答えました

解説の一覧

解いたあとに読み返せるよう、全問の解説を並べています。問いを開くと解説が出ます。

AIエージェントとは

問1「ワークフロー型エージェント」と「自律型エージェント」の違いの説明として、最も適切なものはどれですか。

正解は「ワークフロー型は人があらかじめ決めた手順に沿って生成AIを呼び出し、自律型は目標に向けて次に何をするかをAI自身が判断して進める」です。ワークフロー型は処理の順番を人が設計し、その途中の工程で生成AIを使うため動きを予測しやすく、自律型は目標を与えられるとAIが計画を立て、道具を選びながら進めるため柔軟な反面、動きの予測が難しくなります。逆の説明は定義と入れ替わっており、扱うデータの種類で分ける考え方ではなく、人の確認の有無で2つが決まるわけでもありません。

問2AIエージェントの自律性のレベルを上げるときに、あわせて強めるべきこととして最も適切なものはどれですか。

正解は「AIに任せる操作の範囲と権限を見直し、影響の大きい操作の前に人が確認する仕組みを用意する」です。自律性が高いほどAIが人を介さずに実行する操作が増えるため、権限を必要な範囲に絞り、送金や削除のような影響の大きい操作の前に人が確かめるHuman-⁠in-⁠the-⁠Loopを組み合わせます。記録をやめる、試験運用を省く、権限を気にしないという対応は、どれもAIの誤りが起きたときの影響を大きくする方向です。

問3AIエージェントが実務で注目されるようになった背景として、最も適切なものはどれですか。

正解は「大規模言語モデルが計画を立てて道具を呼び出す力を高め、外部のツールとつなぐ仕組みも整ってきた」です。推論や道具の呼び出しに強いモデル、長い文脈を扱う力、MCPのような外部連携の規格がそろったことで、複数の工程をまたぐ仕事をAIに任せられる場面が増えました。ハルシネーションは今も起こり得て、エキスパートシステムが主流に戻ったわけでもなく、個人情報保護法や著作権法などの決まりは生成AIの利用にも掛かります。

問4業務にAIエージェントを取り入れるときの、人とエージェントの役割分担として最も適切なものはどれですか。

正解は「エージェントが調査や下書き、定型の操作を担い、人が目標を決めて結果を確かめ、最終的な判断と責任を負う」です。エージェントは手間のかかる作業を肩代わりできますが、誤りや想定外の動きもあり得るため、目標の設定と結果の確認、最終の判断と責任は人に残します。責任をエージェントに負わせる、確かめずに承認する、人の役割がなくなるという考え方は、誤りが起きたときに誰も気づけず止められない状態を生みます。

RAG(検索拡張生成)

問5RAGで社内の長い規程集を検索の対象にするとき、文書を「チャンク」に分けて登録する主な理由として、最も適切なものはどれですか。

正解は質問に関係する部分だけを取り出してモデルに渡し、検索の精度とコンテキストウィンドウの使い方を良くするためです。長い文書を丸ごと1件として扱うと、質問と関係の薄い部分まで混ざって検索の精度が落ち、限られたコンテキストウィンドウも無駄に使うため、意味のまとまりごとに分けて登録します。チャンクに分けてもモデルの重みは変わらず、著作権の扱いも変わらず、Temperatureとも関係がありません。

問6製品の型番 (例 XR-⁠2⁠0⁠4⁠1) のような固有の文字列で探す質問と、言い回しの違う質問の両方に強いRAGにしたいと考えています。検索の工夫として最も適切なものはどれですか。

正解は「語の一致で探すキーワード検索と、意味の近さで探すベクトル検索を組み合わせ、候補をリランキングで並べ直す」です。キーワード検索は型番のような完全な一致に強く、ベクトル検索は言い回しが違っても意味の近い文書を見つけられるため、両方の結果を合わせるハイブリッド検索にし、リランキングで質問との関連が高い順に並べ直すと取りこぼしが減ります。ベクトル検索だけでは型番のような細かな文字の違いを取り違えやすく、キーワード検索だけでは言い換えに弱く、古い文書だけを渡すと答えが古くなります。

問7RAGで作った社内の問い合わせ窓口が、すでに廃止された古い規程を根拠に答えていました。原因と対策の組み合わせとして、最も適切なものはどれですか。

正解は「検索の対象に古い版が残っていたためで、更新日などのメタデータを管理し、廃止した版を対象から外す」です。RAGは検索で見つかった文書を根拠にして答えるので、検索の対象に廃止された版が残っていればそれを引いてしまい、文書の鮮度の管理が答えの正しさを左右します。Temperatureやモデルの規模、質問の長さを変えても、検索の対象に古い文書が残っている限り同じ誤りが起き得ます。

AIエージェントの仕組み

問8AIエージェントが「推論と行動のフィードバックループ」で仕事を進める流れとして、最も適切なものはどれですか。

正解は「次に何をするかを考え、ツールを使って行動し、その結果を観察して必要なら計画を立て直すことを繰り返す」です。エージェントは推論、行動、観察を繰り返し、ツールの結果から想定とのずれに気づくと計画を直すことで、一度では解けない複数の工程の仕事を進めます。結果を見ずにまとめて実行する、人が毎回操作を入れる、失敗を消して計画を変えないという進め方では、途中の結果を次の判断に生かせません。

問9AIエージェントが外部のツールを呼び出すFunction Calling (Tool Use) の仕組みの説明として、最も適切なものはどれですか。

正解は「モデルは呼び出すツールの名前と引数を決まった形式で出力し、実際の実行はアプリケーション側が行って結果をモデルに返す」です。モデルは渡されたツールの説明を読んで、どのツールをどの引数で使うかを構造化した形で出力し、それを受け取ったアプリケーションが実際の処理を実行して、結果を次の入力としてモデルに戻します。ツールのプログラムは重みに組み込まれておらず、画像の生成に限った仕組みでもなく、どのツールを使うかはモデルが選びます。

問10長い作業を続けるAIエージェントで「コンテキストエンジニアリング」として行う工夫として、最も適切なものはどれですか。

正解は「限られたコンテキストウィンドウに、その時点の作業に必要な指示、記憶、ツールの結果を選んで要約し、入れる中身を設計する」です。コンテキストエンジニアリングは、今の作業に要る情報を選び、古い経過は要約して外部の記録 (長期メモリ) に移すなど、モデルに渡す文脈全体を設計して精度と費用を保つ工夫です。すべてを積み続けると上限を超えたり大事な情報が埋もれたりし、作業ごとの再学習は現実的でなく、言葉遣いだけを整えても渡す情報の質は上がりません。

MCP・Agent Skills と外部連携

問11MCP (Model Context Protocol) の説明として、最も適切なものはどれですか。

正解はAIアプリケーションと外部のツールやデータソースをつなぐ方法を共通の形式にそろえた、公開された規格です。MCPは2⁠0⁠2⁠4年1⁠1月にAnthropicが公開し、2⁠0⁠2⁠5年1⁠2月からはLinux Foundationの下のAgentic AI Foundationが管理する規格で、ツールやデータをMCPサーバーとして用意すれば、対応するさまざまなAIアプリケーションから同じ形式で使えるため、つなぎ込みを個別に作る手間が減ります。モデルの圧縮、画像の来歴情報の規格 (C2PA)、人の評価を使う学習 (RLHF) は、MCPとは別のものです。

問12MCPとA2A (Agent-⁠to-⁠Agent) の役割の違いとして、最も適切なものはどれですか。

正解は「MCPはエージェントとツールやデータをつなぎ、A2Aは別々に作られたエージェントどうしが仕事を頼み合えるようにつなぐ」です。MCPがエージェントに道具やデータを渡す側の規格であるのに対し、A2Aは2⁠0⁠2⁠5年にGoogleが発表し、その後Linux Foundationへ移された、異なる提供元のエージェントどうしが能力を伝え合い、仕事を依頼し合うための規格です。役割を入れ替えた説明は誤りで、どちらも学習手法ではなく、A2Aは権限を取り消すための仕組みでもありません。

問13AIエージェントの「Agent Skills (エージェントスキル)」の説明として、最も適切なものはどれですか。

正解は「特定の作業の手順書や補助のスクリプトをまとめたフォルダで、エージェントは関係するときだけ中身を読み込んで使う」です。Agent Skillsは、作業の指示を書いたファイルと補助の資料やスクリプトをひとまとまりにしたもので、エージェントはふだん名前と説明だけを見て、必要になったときに本文を読み込むため、コンテキストを節約しながら専門の手順を使えます。性能を測る試験問題の一覧は評価用のデータで、個人情報を集める機能でもなく、重みを書き換える追加学習とも違い、ファイルを足すだけで使えます。

AIエージェントのツールと活用事例

問14コーディングエージェントに機能の追加を任せるときの運用として、最も適切なものはどれですか。

正解は「エージェントの変更はプルリクエストとして出させ、自動の試験と人のコードレビューを通ってから取り込む」です。エージェントが書いたコードにも誤りや意図しない変更が入り得るため、変更を差分として出させ、試験とレビューで確かめてから取り込むと、問題を本番に出す前に止められます。試験を省いて本番へ直接出す、管理者の権限を渡す、レビューを省くという運用は、どれも誤りがそのまま本番に届く危険を高めます。

問15AIエージェントの「ハーネスエンジニアリング」の説明として、最も適切なものはどれですか。

正解はモデルの周りに置く指示、道具、権限、試験の仕組みといった実行の環境を設計し、エージェントが安定して働けるようにすることです。同じモデルでも、与える指示、道具、権限、結果を確かめる試験の仕組みといった周りの環境の作り方で成果が大きく変わるため、その環境 (ハーネス) を設計して改善していく取り組みを指し、提供元によって呼び方や範囲に幅があります。モデルの学習のやり直しや電子透かし、気に入るまでの再生成は、エージェントが動く環境を設計することとは別の話です。

問16多数のWebの情報源を自動で調べて報告書にまとめる「ディープリサーチ」の機能の使い方として、最も適切なものはどれですか。

正解は「AIがまとめた報告書は、引用された出典を開いて中身と照らし合わせてから使う」です。ディープリサーチは多くの情報源を短い時間で横断できますが、出典の読み違えや古い情報の混入があり得るため、引用元を開いて書かれている内容と一致するかを確かめてから使います。出典が付いていることは内容の正しさの保証にならず、機密資料を公開の検索に入れるのは情報漏えいで、予想と合うかどうかは根拠を確かめない理由になりません。

AIエージェントのリスク・安全性・評価

問17複数のAIエージェントが順に作業を引き継ぐ仕組みで、最初のエージェントが取り違えた数字を後のエージェントが前提として使い続け、最終の報告が大きく誤りました。対策として最も適切なものはどれですか。

正解は「引き継ぎの途中で中間の結果を検証する段階を設け、誤りが後の工程へ広がる前に止める」です。エージェントをつなぐと、前の工程の誤りが後の工程の前提になって増幅されるため、引き継ぎの要所で数値や前提を検証し、おかしければ止める仕組みが要ります。検証のないエージェントを足しても誤りは打ち消されず、記録をやめると原因を追えなくなり、Temperatureを上げても前の工程の誤りは直りません。

問18社内で使うAIエージェントを改修するたびに、品質が落ちていないかを確かめる方法として最も適切なものはどれですか。

正解は「業務に近い課題と合格の基準を集めた課題集 (Eval) を用意し、改修のたびに同じ課題で結果を比べる」です。同じ課題と同じ基準で改修の前後を比べれば、ある所を直したことで別の所が悪くなる後戻りにも気づけるため、Evalを作って継続的に回すことがエージェントの評価の基本になります。その場の思いつきの数回の試しでは偏りが大きく、文字数は品質の指標にならず、苦情を待つ運用では問題が利用者に届いてから気づくことになります。

問19コーディングエージェントに、インターネットから取ってきたコードを試しに動かさせるときの環境として、最も適切なものはどれですか。

正解は「本番の環境や機密データから切り離したサンドボックスで動かし、つなげる先も必要なものだけに絞る」です。外から取ってきたコードには悪意のある処理が含まれる可能性があるため、被害が外へ広がらない隔離した環境で動かし、通信や権限も最小限にするのが安全に使うための原則です。機密のある端末や本番のサーバーで動かすこと、管理者の権限を渡すことは、問題が起きたときの被害を大きくし、公開されていることは安全の保証になりません。

ほかの分野

  • AIの基礎と歴史

    AIの基本的な仕組み、機械学習、ニューラルネットワーク、AIの歴史

    12問解く
  • 生成AI

    生成AIを支える技術革新(Transformer以降)、生成AIの学習プロセス、生成AIの生成(推論)プロセス、LLM(大規模言語モデル)の基礎、ChatGPTと主要な生成AIモデルの動向、各モダリティの生成AI

    19問解く
  • リスク予防・AI倫理・ガバナンス

    生成AI利用者の基本マインドセット、生成AIの代表的リスク、シャドーAIと企業コンプライアンス、AI出力の評価と検証、個人情報・プライバシー・秘密保持、著作権・知的財産・生成物の権利、AI倫理とAI事業者ガイドライン、AIガバナンスと社内ガイドライン、AI法・国際ルール・AI安全保障

    28問解く
  • 実践と活用事例

    プロンプトエンジニアリング、文書作成・コミュニケーション業務での活用、企画・マーケティング業務での活用、クリエイティブ制作での活用、データ分析・リサーチ業務での活用、開発・業務自動化での活用、業種別に見る生成AI活用

    22問解く

生成AIパスポートの頁に、5分野の入口と試験の案内があります。

続きはゆめさくで

試験の知識を仕事につなげる一歩を、ここにまとめています。