問4 エッジコンピューティングの説明

基本情報​技術者試験 令和5年度 公開問題 科目A、全20問のうちの問4。

出典:令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問4

エッジコンピューティングの説明として,最も適切なものはどれか。

  1. ア画面生成やデータ処理をクライアント側で実行することによって,Web アプリケーションソフトウェアの操作性や表現力を高めること
  2. イデータが送信されてきたときだけ必要なサーバを立ち上げて,処理が終わり次第サーバを停止してリソースを解放すること
  3. ウ複数のサーバや PC を仮想化して統合することによって一つの高性能なコンピュータを作り上げ,並列処理によって処理能力を高めること
  4. エ利用者や機器に取り付けられたセンサなどのデータ発生源に近い場所にあるサーバなどでデータを一次処理し,処理のリアルタイム性を高めること
答えと解説を開く

正解はエです。

IoT の機器やセンサが出すデータを、すべて遠くのクラウドに送って処理すると、通信の往復に時間がかかり、通信量も増えます。そこで、工場や基地局のような、データの発生源に近い所 (エッジ) にサーバを置き、まずそこで一次処理をします。急ぐ判断はエッジで済ませ、集計した結果だけをクラウドに送ります。こうして処理のリアルタイム性を高め、通信量も減らせます。エがこの説明です。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア画面の生成や処理をブラウザ側で行い、操作性を高めるのは、RIA (リッチインターネットアプリケーション) の説明です。
  • イ要求が来たときだけ処理を動かし、終わったら資源を解放するのは、サーバレス (FaaS) の説明です。
  • ウ多数のコンピュータをまとめて 1 台の高性能な計算機のように使うのは、グリッドコンピューティングの説明です。

仕組み

エッジは「端」という意味です。クラウドを中心に見たとき、利用者や機器に近いネットワークの端で処理するので、この名前があります。

自動運転や工場の機械の制御のように、一瞬の遅れも困る処理で特に役に立ちます。クラウドとエッジは対立するものではなく、役割を分けて組み合わせて使います。

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