問5 3 次元グラフィックスのクリッピング

基本情報​技術者試験 令和5年度 公開問題 科目A、全20問のうちの問5。

出典:令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問5

3 次元グラフィックス処理におけるクリッピングの説明はどれか。

  1. アCG 映像作成における最終段階として,物体のデータをディスプレイに描画できるように映像化する処理である。
  2. イ画像表示領域にウィンドウを定義し,ウィンドウの外側を除去し,内側の見える部分だけを取り出す処理である。
  3. ウスクリーンの画素数が有限であるために図形の境界近くに生じる,階段状のギザギザを目立たなくする処理である。
  4. エ立体感を生じさせるために,物体の表面に陰影を付ける処理である。
答えと解説を開く

正解はイです。

クリップ (clip) は「切り取る」という意味です。3 次元グラフィックスでは、画面に映る範囲を決め、その範囲の外にある物体や、はみ出した部分を取り除きます。見えない部分の計算を省けるので、描画が速くなります。イがこの説明です。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア物体のデータから、画面に表示できる画像を作り出す最後の段階は、レンダリングの説明です。
  • ウ斜めの線や輪郭に出る階段状のギザギザを目立たなくするのは、アンチエイリアシングの説明です。
  • エ光の当たり方に合わせて物体の表面に陰影を付けるのは、シェーディングの説明です。

仕組み

CG の用語は処理の目的で区別します。クリッピングは「範囲外を切る」、レンダリングは「画像にする」、アンチエイリアシングは「ギザギザを和らげる」、シェーディングは「陰影を付ける」です。

似た処理に隠面消去があります。こちらは、範囲の中にあっても手前の物体に隠れて見えない面を取り除く処理です。

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