問68 プライスライニング戦略

応用情報​技術者試験 令和7年度 春期 午前、全80問のうちの問68。

出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問68

プライスライニング戦略はどれか。

  1. ア消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
  2. イ商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
  3. ウ商品本体の価格を安く設定し,関連消耗品の販売で利益を得る。
  4. エ新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。
答えと解説を開く

正解はアです。

プライスライニング (価格線) 戦略は、たくさんの商品の値段をばらばらにせず、たとえば 3,0⁠0⁠0 円、5,0⁠0⁠0 円、8,0⁠0⁠0 円のように、いくつかの価格帯にそろえて並べる方法です。消費者は自分の予算に合う価格帯から選べばよいので迷いにくく、売る側も品ぞろえを管理しやすくなります。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イ品質の良さや地位の高さを伝えるためにわざと高い値段を付けるのは、威光価格 (プレステージ価格) の説明です。
  • ウ本体を安く売り、交換用の消耗品で利益を得るのは、キャプティブ価格の説明です。プリンターとインクがよく知られた例です。
  • エ新商品に高い値段を付けて、早いうちに開発の費用などを回収するのは、上澄み吸収価格 (スキミングプライシング) の説明です。

仕組み

価格の付け方は、だれに何を伝えたいかで選びます。選びやすさならプライスライニング、高級さなら威光価格、早い回収なら上澄み吸収価格です。

上澄み吸収価格の反対に、最初から安い値段を付けて一気にシェアを取る方法を、市場浸透価格と言います。