回 8-3 分野 8 考え方
余事象は、
読み終えたら誕生日が
この頁の流れ
「少なくとも 1 つ」の
23 人の 中に、 誕生日が 同じ 2 人はいるか
1 年を 365 日として、
「同じ 2 人がいる」には、
この
余事象と 「少なくとも」
余事象とは
起こりうる
A と
P(A) + P(Ā) = 1、
サイコロ 1 個で 6 が
「少なくとも 1 つ」の 反対は 「1 つも無い」
「少なくとも 1 回 6 が
P(少なくとも 1 回 6) = 1 − (5/6)^4 = 1 − 625/1296 = 671/1296 ≈ 0.518
直接数えるなら、
| 求めたいこと | 余事象 |
|---|---|
| 少なくとも | 全部外れる |
| 少なくとも | 全部違う |
| 積が | 全部奇数 |
| 少なくとも | 当たりが |
最後の
余事象を 使うかの見分け方
問題文に
- 「少なくとも 1 つ」「1 回以上」の反対は「1 つも無い」「0 回」
- 「〜でない」
「〜以外」の 反対は、 そのものずばりの事象 - 「どれかが
重なる」 「どれかが 当たる」の 反対は 「全部違う」 「全部外れる」
一方、
| 言葉 | 余事象 | 余事象が楽か |
|---|---|---|
| 少なくとも 1 つ | 1 つも無い | 楽 |
| ちょうど 1 つ | 0 か | 楽にならない |
| 全て | 少なくとも | 直接の方が楽 |
和事象と 積事象の 余事象 (ド・モルガンの法則)
A または
- 「A または
B」の 余事象は、 「A でない、 かつ B でない」 - 「A かつ B」の
余事象は、 「A でない、 または B でない」
これを
誕生日の問題の式
n 人全員の
365/365 × 364/365 × 363/365 × …
n = 23 では
動かして確かめる
1 本目は、
動かす 少なくとも 1 回 6 を数える
▶ 実行ボタンを押すと結果がここに表示されます
実行すると、次の通りに出ます
全部 1296
直接 671/1296
余事象 671/1296
小数 0.5177469135802469直接数えた
2 本目は、
動かす 誕生日が重なる確率
▶ 実行ボタンを押すと結果がここに表示されます
実行すると、次の通りに出ます
5 人 0.0271
10 人 0.1169
20 人 0.4114
22 人 0.4757
23 人 0.5073
30 人 0.7063
50 人 0.9704
70 人 0.999222 人では
3 本目は、乱数で 23 人のクラスをseed) を
動かす 乱数で 23 人を 1 万回
▶ 実行ボタンを押すと結果がここに表示されます
実行すると、次の通りに出ます
重なった割合 0.5026乱数でset は
4 本目は、
動かす 3 本引いて少なくとも 1 本当たる
▶ 実行ボタンを押すと結果がここに表示されます
実行すると、次の通りに出ます
全部 120
直接 17/24
余事象 17/24外れ 7 本から 3 本を選ぶ 35 通りが「1 本も当たらない」で、
5 本目は、
動かす 32 ビットのハッシュの衝突
▶ 実行ボタンを押すと結果がここに表示されます
実行すると、次の通りに出ます
半分を超える個数 77164
近似 √(2 ln2 N) 77163約 43 億通りlog1p で
余事象で外れる所
「少なくとも 2 つ」の 余事象を間違える
「少なくとも 2 回当たる」の
独立でないのに掛ける
「1 回も 6 が
現実の 誕生日は 均等ではない
誕生日の問題は、365 日が同じ確率で、2 月 29 日は無いと
仕事と コンテストで どう使うか
余事象で
- ハッシュ値と
ID の 衝突。 ID の 桁数を 決める とき、 「少なくとも 1 組が 重なる 確率」を、 全部違う 確率から出す。5 本目のように、 通りの 数の 平方根くらいの 個数で 衝突が 起こり始める - 再試行の
成功率。 失敗の確率が 10% の 処理を独立に 3 回試すと、 少なくとも 1 回成功する 確率は 1 − 0.1^3 = 0.999 - 冗長化。独立に 1% 止まる
機械を 2 台並べると、 両方止まる 確率は 0.01^2 = 0.0001 で、 少なくとも 1 台動く 確率は 0.9999 (同じ 原因で 止まらない ことが前提) - 数え上げ。
「条件を 満たす 並び」より 「満たさない 並び」の 方が 数えやすい とき、 全体から 引く。 競技プログラミングの 数え上げで定番の手 - テスト。
乱数を 使う テストが 「少なくとも 1 回失敗する」 確率を 見積もり、 試す回数を決める
よくある問い
余事象とは何ですか
ある
余事象を 使うのは どんな ときですか
「少なくとも 1 つ」「〜でない」
余事象の 記号は 何と 読みますか
Ā は
誕生日の パラドックスとは何ですか
23 人いると、
確認クイズ
答えだと
1 問目
コインを 3 回投げて、
2 問目
「サイコロを 5 回振って、
3 問目
独立に 20% の
説明課題
「23 人のうち誕生日が同じ 2 人がいる
自分の
この回の 先の一歩
衝突や
もっと深く
この
一次資料
どれも 2026年10月30日に開いて、
- 高等学校学習指導要領 (平成 30 年告示) 解説 数学編 理数編 (文部
科学省、PDF) 。数学 A の「場合の 数と 確率」で、 余事象の 確率 P(Ā) = 1 − P(A) を扱うこと - Birthday problem (英語版ウィキペディア)。1 年を 365 日で同じ
確率と すると、確率が 50% を 超えるのに 23 人が要ること - random (Python 公式文書、英語)。同じ種を
与えれば 同じ 乱数の 並びを 出し続けることと、 randrangeの動き - math.log1p (Python 公式文書、英語)。1 + x の
自然対数を、 x が 0 に 近い ときも 精度 よく 計算すること - fractions (Python 公式文書、英語)。分数を
誤差なく持つ Fractionの型