お客様先に入った最初の週に、何をしますか

最初の週は作り始めず、人と役割を知り、業務を横で見て、言葉の表を作り、データと権限の手続きを確かめ、小さな約束を守って信頼を作る、と答える問い。作り始めない理由まで言えるかを見ます。

まず 4 択で考える

2 問

答えに入れるべき考えを選びます。選ぶと、すぐに正誤と解説が出ます。そのあと下の欄で、自分の言葉で答えてみます。

  1. 問 1お客様先に入った最初の週の過ごし方として、いちばん合うのはどれか

  2. 問 2試作に本物のデータを使う手続きについて、いちばん合うのはどれか

2 問中 0 問に答えました

答えてみる

面接官に「お客様先に入った最初の週に、何をしますか」と聞かれたつもりで、答えを見る前に自分の言葉で、声に出して答えてみます。

解説を読む

聞かれ方から関連するコースまで、この問いの解説を全部ここに置いています。

こう聞かれます

  • 「お客様先に入った最初の週に、何をしますか」
  • 「初日から手を動かして作り始めますか」
  • 「お客様の社内の人と、どうやって関係を作りますか」

面接官が見ている点

  • いきなり作り始めず、まず現場を知る順番を持っているか
  • データや権限の手続きが、あとで作業を止める物だと分かっているか
  • 信頼は大きな成果より、小さな約束を守ることで積み上がると知っているか

短い答え

  • 最初の週は作り始めず、だれが何を決めるのかを知り、業務を横で見て、お客様の言葉を表にします。
  • データと権限の手続きは時間がかかるので、最初の週のうちに何が要るかを確かめ、申請を出します。
  • 返事の期限や小さな頼まれごとを確実に守り、この人に任せてよいという信頼を作ります。

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少し詳しい答え

人と役割を知る

最初に知りたいのは、だれが使う人で、だれが決める人で、だれが困っている人かです。この 3 つは同じ人とは限りません。たとえば、困っているのは現場の担当者で、お金を出すのは部長で、データを持っているのは情報システムの部署、ということもあります。

役割たとえば知りたいこと
使う人現場の担当毎日の作業の流れ、困っている所
決める人部長何が変われば成功と言えるか
データの持ち主IT の部署どのデータを、どの手続きで出せるか

だれに何を聞けばよいかが分かると、あとの質問や確認が速く進みます。

業務を横で見る

話を聞くだけでなく、担当者の横に座って実際の作業を見せてもらいます。聞き取りでは「この作業は 5 分です」と言われても、横で見ると、別の画面を何度も開いたり、紙に書き写したりしていて、もっとかかっていることがあります。見ながら、どこで手が止まるか、どこで同じ作業をくり返しているかを書き留めます。

言葉の表を作る

お客様の社内には、その会社だけの言葉があります。同じ「案件」でも、部署によって指す物が違うこともあります。聞いた言葉を、意味と、どの画面やどの帳票に出てくるかと一緒に表にして、お客様に確かめてもらいます。言葉がずれたまま作ると、あとで作り直しになります。

データと権限の手続きを確かめる

試作に本物のデータを使うには、社内の申請や承認が要ることがあり、時間がかかる場合もあります。最初の週に、どのデータが要るか、個人情報や機密が入っているか、だれの承認が要るかを確かめ、早めに申請を出します。権限は、作業に要る分だけをもらう考え方 (最小権限) で頼むと、お客様の側も承認しやすくなります。

小さな約束を守る

最初の週は、大きな成果はまだ出せません。そのかわりに、「明日の午前中に返します」と言ったら必ず返す、頼まれた資料はすぐ送る、会議のあとに決まったことを短く書いて送る、といった小さな約束を守ります。これが積み上がると、あとで難しい相談をしたときに聞いてもらえます。

作り始めない理由

初日から作ると、何かを見せられて安心はできます。けれども、業務も言葉もまだ知らないまま作った物は、的を外しやすく、作り直しになります。最初の週に現場を知る時間を使うほうが、結果として早く正しい物に届きます。

トレードオフ

現場を知る時間を長く取るほど、作る物は的を外しにくくなりますが、お客様から「まだ何も出てこない」と見られます。そこで、最初の週の終わりに、見たことと言葉の表と次の週にやることを短くまとめて見せ、進んでいることを形で示します。

よくある間違い

  • 初日から作り始める業務と言葉を知らないまま作ると、的を外して作り直しになります
  • データの申請を後回しにする作る準備ができたころに、データが届かず手が止まります
  • 決める人だけと話す使う人の作業を見ないと、現場で使われない物になります

深掘りの問い

  • 「お客様から、早く何か見せてほしいと言われたら」見たことをまとめた絵や画面の下書きを見せ、来週に何を作るかを約束する、と答えます
  • 「データの承認がなかなか下りないときは」手で写した数件の小さな組で先に試し、承認が下りたら本物で確かめ直す、と答えます
  • 「担当者が忙しく、横で見せてもらえないときは」短い時間を何回かに分けて頼むか、画面の録画を見せてもらう、と答えます

確認日 2026年10月30日書き手 小尾 知希 (講師)

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