問11 全社で RPA を入れるときの留意点

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和6年度 公開問題、全15問のうちの問11。

出典:令和6年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問11

全社的な推進体制で RPA を導入するときの留意点として,適切なものはどれか。

  1. ア各業務部門が連携して,RPA の対象業務に対して業務プロセス全体の可視化と業務プロセスの見直しを行った上で,RPA の導入を行う。
  2. イ業務フローが固定的で画面の変更が少ない業務よりも,業務フローの変更や画面の変更が多い業務から優先的に導入する。
  3. ウ情報システム部門や他部門との連携は行わずに,個々の業務部門が主導して,RPA ツールの選定,ソフトウェアロボットの作成,活用及び運用を推進する。
  4. エルール化された処理や繰返し処理が多い業務よりも,例外処理が多い業務や条件が複雑な業務に対して,優先的に RPA の導入を行う。
答えと解説を開く

正解はアです。

RPA は、人がパソコンで行う定型の操作を、ソフトウェアロボットに代わりにやらせる仕組みです。ロボットは教えられた手順をそのままなぞるので、無駄な手順があればその無駄まで自動化してしまいます。全社で進めるなら、関係する部門が連携して業務プロセス全体を見える形にし、要らない手順を省くなどの見直しをしてから導入するのが効果的です。正解はアです。

ほかの選択肢が違う理由

  • イRPA は決まった画面と手順をなぞるので、画面や業務フローが変わるとロボットが止まり、直す手間が増えます。変更が少ない業務から入れるのが向いています。
  • ウ部門ごとにばらばらに進めると、管理されないロボットが増え、同じ作業の重複や、障害やセキュリティの問題が起きやすくなります。全社で進めるなら、情報システム部門などとの連携が欠かせません。
  • エRPA が得意なのは、ルールが決まった処理や繰返しの処理です。例外や複雑な条件が多い業務は、ロボットに教えにくく、止まりやすくなります。

仕組み

RPA に向く業務は「手順が決まっている、繰り返す、画面が変わらない」の 3 つがそろったものです。データの転記や定型の集計が典型です。

自動化の前に業務を見直すのは、悪い手順を速く回しても良くならないからです。手順を整えてからロボットに渡します。