問5 リスクベース認証の説明

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和6年度 公開問題、全15問のうちの問5。

出典:令和6年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問5

リスクベース認証の説明として,適切なものはどれか。

  1. ア機器の画面に表示された点を正しい順序に一筆書きでなぞった場合,認証が成功し,機器のロックが解除される。
  2. イ通常とは異なる IP アドレス,Web ブラウザなどから認証要求があった場合に,追加の認証を行う。
  3. ウ認証局が,Web サイトへのサーバ証明書発行において,サーバ証明書に記載される組織のドメイン利用権,法的及び物理的実在性を確認する。
  4. エゆがんだ文字を含む画像を表示し,その文字が正しく入力された場合に認証が成功する。
答えと解説を開く

正解はイです。

リスクベース認証では、利用者がふだん使う IP アドレス、Web ブラウザ、端末、時間帯などを覚えておきます。ログインの要求がいつもと違う条件で来たときは、パスワードが盗まれて他人が使っている恐れがあると判断し、合言葉の質問やメールに届く確認コードなどの追加の認証を求めます。いつもどおりの環境なら追加の手間は掛けません。安全と使いやすさを両立させる考え方です。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア画面の点を決まった順になぞってロックを解除するのは、パターンロックの説明です。環境の違いで認証を変える仕組みではありません。
  • ウ認証局が組織のドメインの利用権に加えて、法的及び物理的な実在性まで確かめて発行するのは、EV 証明書の説明です。
  • エゆがんだ文字の画像を読ませて入力させるのは、CAPTCHA の説明です。相手が人か機械かを見分ける仕組みで、本人かどうかを確かめるものではありません。

仕組み

リスクベース認証は「怪しいときだけ厳しくする」認証です。危険の度合いを、接続元や端末などの手掛かりから推し量ります。

ID とパスワードが漏れても、攻撃者は利用者と違う環境からログインすることが多いので、追加の認証で止められる見込みが高くなります。

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