問3 プログラムを動かして調べる検出方法

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和6年度 公開問題、全15問のうちの問3。

出典:令和6年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問3

マルウェアの検出方法のうち,検査対象のプログラムを実行する必要があるものはどれか。

  1. アコンペア法
  2. イチェックサム法
  3. ウパターンマッチング法
  4. エビヘイビア法
答えと解説を開く

正解はエです。

マルウェアの検出方法は、プログラムを動かさずに中身を調べる方法と、動かして振る舞いを見る方法に分かれます。ビヘイビア法は、プログラムを隔離した環境などで実行し、ファイルを勝手に書き換える、外部と不審な通信をするといった振る舞いを見て判定します。中身を知らない新しいマルウェアでも、振る舞いから見つけられるのが強みです。実行が必要なのはエです。正解はエです。

ほかの選択肢が違う理由

  • アコンペア法は、検査対象を、感染していない元の状態と比べて違いを見る方法です。中身を比べるだけなので、実行する必要はありません。
  • イチェックサム法は、ファイルから計算した値をあらかじめ記録しておき、検査のときに計算し直して比べる方法です。ファイルを読むだけで、実行は要りません。
  • ウパターンマッチング法は、既知のマルウェアに特有のコードの並びを、検査対象の中から探す方法です。中身を調べるだけで、実行は要りません。

仕組み

動かさずに調べる方法 (コンペア法、チェックサム法、パターンマッチング法) は、知っている姿との違いや一致を見ます。既知のマルウェアや改ざんには強いですが、初めて見るマルウェアは見逃しやすくなります。

動かして調べる方法 (ビヘイビア法) は、何をするかで判断します。未知のマルウェアにも効きますが、実行するので、本物の環境を汚さないよう隔離した場所で動かします。