問48 RPA による業務の改善

情報セキュリティ​マネジメント試験 令和元年度 秋期 午前、全50問のうちの問48。

出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問48

RPA を活用することによって業務の改善を図ったものはどれか。

  1. ア果物の出荷検査のために,画像解析によって大きさや形が規格外の果物をふるい落とす装置を導入し,検査速度を向上させた。
  2. イ事務職員が人手で行っていた定型的かつ大量のコピー&ペースト作業をソフトウェアによって自動化し,作業時間の短縮と作業精度の向上を実現させた。
  3. ウ倉庫での作業従事者にパワーアシストスーツを着用させ,身体の不調で病欠する従業員の割合を低減させた。
  4. エビッグデータを用いてあらかじめ解析した結果から,タクシーの需要が多いと見込まれる地域を日ごとに特定し,タクシーの空車の割合を低減させた。
答えと解説を開く

正解はイです。

RPA (Robotic Process Automation) は、人がパソコンの画面で行う操作、例えばある画面から値を写して別のシステムに入力する、といった決まった手順の作業を、ソフトウェアに覚えさせて自動で繰り返させる仕組みです。ロボットといっても機械の体はなく、パソコンの中で動くソフトウェアです。イは、事務職員が手で行っていた定型的で大量のコピー&ペーストをソフトウェアで自動化しているので、RPA の活用です。人が手で写すときの誤りも無くなり、精度も上がります。正解はイです。

ほかの選択肢が違う理由

  • ア画像解析で規格外の果物をふるい落とす装置は、カメラと機械で物を選り分ける自動化です。パソコンの中の事務作業を代わりに行う RPA ではありません。
  • ウパワーアシストスーツは、人の体の動きを機械の力で助ける装置です。ソフトウェアで事務作業を自動化する物ではありません。
  • エビッグデータを解析して需要を予測するのは、データ分析の活用です。決まった手順の作業をソフトウェアに代わりにさせる RPA とは違います。

仕組み

RPA が向いているのは、手順が決まっていて、判断がほとんど要らず、量が多い作業です。逆に、毎回判断が変わる作業や、画面の形がよく変わるシステムの操作には向きません。

RPA のロボットにも、システムにログインするための ID やパスワードを与えます。その ID の権限を必要最小限にし、だれのロボットが何をしたかを記録に残すことが、セキュリティの上でも大切です。