情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 秋期 午前II

全2⁠5問。問題を開き、自分で選んでから答えと解説を開いてください。

問題

  1. 問1 CRYPTREC 暗号リスト

    CRYPTREC 暗号リストは 3 つのリストでできています。推奨候補暗号リストは、安全性と実装の性能が確かめられ、これから推奨のリストに入りうる暗号の一覧です。

  2. 問2 Pass the Hash 攻撃

    Pass the Hash は、パスワードそのものではなくハッシュ値を持っているだけでログインできてしまう認証の仕組みを悪用する攻撃です。

  3. 問3 耐量子計算機暗号 PQC

    PQC (耐量子計算機暗号) は、今のふつうのコンピュータで動かしながら、量子コンピュータを使った攻撃にも耐えるように作られた暗号です。

  4. 問4 PKI の登録局 RA の役割

    RA (登録局) は、証明書を申し込んだ人の本人確認をして、発行の申請を認めるか断るかを決める役です。

  5. 問5 AI へのモデルインバージョン攻撃

    モデルインバージョン攻撃は、AI の答えを何度も引き出して調べ、学習に使われた元のデータを推し量る攻撃です。

  6. 問6 XML デジタル署名

    XML デジタル署名のデタッチ署名は、署名の対象と署名を分けて置く形で、同じ XML 文書の中の別の要素として置くこともできます。

  7. 問7 未使用アドレスに届く SYN/ACK

    送信元を偽った SYN を大量に受けた A の Web サーバが、偽の送信元へ SYN/ACK を返しています。A は攻撃された側で、SYN フラッド攻撃と推定できます。

  8. 問8 ドメインフロンティング

    ドメインフロンティングは、CDN の上で、外から見える行き先と本当の行き先を変え、有名なサイトへの通信のふりをして攻撃者のサーバへつなぐ手口です。

  9. 問9 情報理論的安全性

    どれだけ計算機の力があっても解けないことが証明されている安全性を情報理論的安全性と言い、ワンタイムパッドがその代表です。

  10. 問1⁠0 認証デバイスの特徴

    虹彩の模様は幼いころに形が定まり、大人になってからはほとんど変わらないので、登録した模様を更新する手間がほとんどかかりません。

  11. 問1⁠1 NIST SP 8⁠0⁠0-⁠6⁠3-⁠3 の身元確認

    Identity Proofing (身元確認) は、登録のときに、その人が名乗っているとおりの実在の人物かを確かめることです。写真付きの身分証と本人を照らすのが典型です。

  12. 問1⁠2 MITRE の役割

    MITRE は米国の非営利の組織で、脆弱性に番号を振る CVE の事務局を務め、攻撃の手口を整理した ATT&CK を公開しています。

  13. 問1⁠3 PSIRT の役割

    自社が作って売る製品の脆弱性に対応するのは PSIRT (製品セキュリティインシデント対応チーム) です。

  14. 問1⁠4 UEBA の機能

    UEBA は、利用者や機器のふだんの動きを学び、そこから外れた異常な振る舞いを見つける仕組みです。

  15. 問1⁠5 CSPM の機能

    CSPM は、クラウドの設定を見張り続け、だれでも読める保存場所や開けすぎた通信の許可のような、危ない設定を見つける仕組みです。

  16. 問1⁠6 CSRF の対策にならない物

    特殊な文字を置き換えるのはクロスサイトスクリプティングの対策で、本人が意図した操作かを確かめないので、CSRF には効果がありません。

  17. 問1⁠7 IEEE 8⁠0⁠2.1X

    IEEE 8⁠0⁠2.1X は、ネットワークにつなぐ前に利用者や機器を認証する枠組みで、認証のやりとりに EAP を使います。

  18. 問1⁠8 Ajax

    Ajax は、JavaScript でサーバと非同期に通信し、頁を読み直さずに表示を部分的に変える技術です。

  19. 問1⁠9 RIP-⁠2 と OSPF の違い

    OSPF はリンクの状態を集めたデータベースを各ルータが持つリンクステート型で、ここが距離ベクトル型の RIP-⁠2 との違いです。

  20. 問2⁠0 HTTP のステータスコード

    HTTP のステータスコードは百の位で意味が分かれ、3⁠0⁠0 番台はリダイレクトのように、完了まで追加の動作が要ることを表します。

  21. 問2⁠1 DBMS のコミットの完了

    DBMS は、コミットの記録を、電源が切れても消えないログファイルへ書き終えた時点でコミットを完了とします。

  22. 問2⁠2 結合テストの方式

    上の層から順につなぐトップダウンテストなら、まだできていない下の層を仮の部品 (スタブ) で代えて、先に結合テストを始められます。

  23. 問2⁠3 請負で作ったソフトウェアの著作権

    契約で決めていなければ、ソフトウェアの著作権は、実際に作った請負人の側に残ります。

  24. 問2⁠4 サービス可用性の計算

    合意した提供時間 2,1⁠0⁠0 時間のうち、故障で止まった 1⁠0 時間を引いた 2,0⁠9⁠0 時間が実際に提供できた時間で、可用性は 9⁠9.5⁠2% です。

  25. 問2⁠5 システム監査の監査計画

    監査計画は一度決めたら終わりではなく、組織の内外の変化でリスクが大きく変わったら、見直して必要なら変えます。

出典

出典:令和7年度 秋期 情報処理​安全確保​支援士試験 午前II

出典 主催の過去問題の頁(2026年10月25日に確認)