情報処理​安全確保​支援士 令和7年度 秋期 午前II、全25問のうちの問13。

出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問13(ふりがなを省いた)

ある企業で,社内機能として CSIRT,PSIRT,SOC,WHOIS データベースの技術連絡担当組織があるとき,自社製品の脆弱性に起因するリスクに対応するべき社内機能はどれか。

  1. アCSIRT
  2. イPSIRT
  3. ウSOC
  4. エWHOIS データベースの技術連絡担当組織
答えと解説を開く

正解はイです。

PSIRT の P は Product (製品) です。外から届いた脆弱性の報告を受け、影響を調べ、直した版を作り、利用者に告知するまでを受け持ちます。自社製品の脆弱性が原因のリスクに当たるのは、イの PSIRT です。

ほかの選択肢が違う理由

  • アCSIRT は、自社の組織や社内のシステムで起きたインシデントに対応するチームです。売っている製品の脆弱性の窓口は、ふつう PSIRT が受け持ちます。
  • ウSOC は、ネットワークや機器の記録を見張り、攻撃の兆しを見つけて分析する所です。製品の直しや告知は受け持ちません。
  • エWHOIS データベースの技術連絡担当は、ドメインや IP アドレスについての技術的な問い合わせの窓口です。

仕組み

製品の脆弱性は、自社だけでなく、その製品を使うすべてのお客様のリスクになります。報告を受けてから直した版を出すまでに、黙って時間がかかるほど、お客様は危険にさらされます。

日本では、脆弱性の情報を JPCERT/CC が調整し、JVN で公表する仕組みがあります。PSIRT は、報告の受け口を公開し、こうした調整の窓口とつながっておくことが大切です。